41 ページ43
「到着〜☆」
「け、結構遅くなっちゃったね」
受け付けにはスタッフらしき人しかいない。
もう受け付けは終わってしまったのだろうか。
「Aが泣き止まなかったせいだよ☆」
「うっ」
さりげなく私を追い詰めるような言葉を、語尾に星をつける勢いで明るく言うスバル。
確かに泣き止まなかった私が悪いんだけど。
でも、あんな凄いライブを見たら誰でも泣くと思う。
そう反論しようとも思ったけど、論破されるのが目に見えているのでやめておいた。
「すみません!受け付けって、まだやってますか!?」
「はい、大丈夫ですよ〜……って、明星先輩?」
「しののん!」
何やら、スバルとスタッフらしき人が楽しそうに話しているが私はそれどころではなかった。
何故なら、慌てて受け付けまで駆け込みスタッフらしき人にそう聞くスバルに対して、私は焦ったせいか足をもつれさせ転んでしまったからだ。
しかも、頭から。
しばらくの間、私があまりの痛さに悶絶していると、上から大丈夫ですか、と綺麗でとても澄んでいる声がした。
次いで、また転んだの?、という呆れた声も。
後者はスバルだけど、前者は聞いたことあるような聞いたことないような気がする声だったため、誰だろうと不思議に思い、顔を上げた。
すると、目の前にはとても可愛らしい女の子……ではなくてあんスタのゲームにも出て来た紫之創くんがいた。
「……女の子?」
が、分かっていても彼が愛らしすぎたため、そう言わずにはいられなかった。
212人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2019年12月16日 20時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです! 次の作品楽しみにしてます! (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セラ | 作成日時:2019年9月15日 21時