ボクラノ Love Story (ページ40)

今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:50,568 hit

5 ページ40

赤「ともの話。仲直りしたくて、でも病院には来てくれへんからどうしたらいいかって思ってん。」

橙「そんなんおとんに任せとき！引きずってでも連れて来たる！」

赤「おとんほんまに引きずって来そうで怖いねんな・・・」

それから一ヶ月が過ぎた頃、流星と毎日の様に中庭や売店などに行っていたせいか風邪を引いてしまった様だった。

赤「流星、俺風邪引いたかもしれへん・・・っけほっけほ」

青「えっ、最近色んなとこ連れてったからかもしれへん、ごめん」

赤「そういう訳やなくて風邪移したらごめんなって意味やから」

青「俺も気を付けるわ・・・」

翌日から発熱や咳などの風邪症状が出て来て流星にも移しちゃうといけないからと1人部屋に移動することになった。数日経っても症状は良くならずむしろ悪化していて色々検査をすると肺炎になっていることが分かった。流星には可哀想やから秘密にしておいてと看護師さんに伝えた。薬の影響もあるのか最近眠くておとんがお見舞い来てくれたのに寝てしまっていることが多い。

『今日もぐっすり寝てたので帰るな。ゼリー冷蔵庫に入ってるので食べてな！』

と丸っこい字の置き手紙があった。おとんに「ゼリーありがとう」とメッセージを入れておいた。すると「明日楽しみにしといてな！」と返信があった。