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丸山「僕たちは、」
渋谷「オレらは、
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…………今日で解散する」
時が止まったのかと思った。
大倉「ま、待ってください、解散なんて……」
丸山「っ、Aちゃん……」
驚きのあまり声も出ず、涙ばっかりが溢れ出てきた。
ぽた、ぽた、と雫がスカートへ落ちてゆく。
丸山先輩が私の隣へ来て、そっと背中を撫でてくれる。
大倉「解散なんて、なんで2人で決めたんですか!
オレとAは、メンバーやなかったんですか!?
オレらは………、
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オレらは、なんやったんですか!?」
立ち上がって、怒鳴る忠義くん。
渋谷「…………お前らは、ただのサポートメンバー。」
冷たい目で、表情を一切変えず言うすばるさん。
その一言で、声どころか、涙まででなくなってしまった。
大倉「1時的なメンバーやったらわかりますよ、
でも先輩は、ただのサポートメンバーと2年間も一緒にバンドしてたんですか!?」
次第に忠義くんの目にも涙が溢れてきて、ドサっと椅子に座った。
『………何が、嫌だったんですか?』
ぎゅうっと握りこぶしを作った。
『すばるさんは、私たちの何が嫌だったんですか……?』
渋谷「お前や」
『えっ…………?』
渋谷「いちいちオレにベタベタひっついてきて正直暑苦しいねん。面倒くさいし」
丸山「っちょ、渋やん!そんな言い方はないんとちゃうか……?」
私、面倒くさいって思われてたんや………。
そりゃそうやんな、毎日、毎日、すばるさん、すばるさん、って。
誰でもうっとおしく感じるよな………。
渋谷「それからもうオレ、バンドしたないねん」
大倉「えっ、」
『あんなに、バンド好きって言ってたのに……』
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ちぱぱ(プロフ) - ∞宇宙∞さん» ありがとうございます!感動したなんて言っていただけて本当に嬉しいです!次作完成しましたので、どうぞお楽しみください! (2014年7月29日 10時) (レス) id: 5dc796ae19 (このIDを非表示/違反報告)
∞宇宙∞(プロフ) - 完結おめでとうございます! すごく感動しました( ;∀;) 涙も出ましたよ~!次回作も楽しみにしてます~ (2014年7月28日 12時) (レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱぱ(プロフ) - *∞すばへにゃ。∞*さん» ありがとうございます!! (2014年7月18日 0時) (レス) id: 7b40536bd3 (このIDを非表示/違反報告)
*∞すばへにゃ。∞*(プロフ) - 涙が出てきちゃいますっ、頑張ってください!、応援しています♪ (2014年7月17日 0時) (レス) id: 31d3d3d7b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぱぱ | 作成日時:2014年1月3日 21時