検索窓
今日:28 hit、昨日:6 hit、合計:15,672 hit

24 ページ25











丸山「僕たちは、」









渋谷「オレらは、





























…………今日で解散する」









時が止まったのかと思った。









大倉「ま、待ってください、解散なんて……」









丸山「っ、Aちゃん……」









驚きのあまり声も出ず、涙ばっかりが溢れ出てきた。









ぽた、ぽた、と雫がスカートへ落ちてゆく。









丸山先輩が私の隣へ来て、そっと背中を撫でてくれる。









大倉「解散なんて、なんで2人で決めたんですか!
オレとAは、メンバーやなかったんですか!?
オレらは………、





























オレらは、なんやったんですか!?」









立ち上がって、怒鳴る忠義くん。









渋谷「…………お前らは、ただのサポートメンバー。」









冷たい目で、表情を一切変えず言うすばるさん。









その一言で、声どころか、涙まででなくなってしまった。









大倉「1時的なメンバーやったらわかりますよ、
でも先輩は、ただのサポートメンバーと2年間も一緒にバンドしてたんですか!?」









次第に忠義くんの目にも涙が溢れてきて、ドサっと椅子に座った。









『………何が、嫌だったんですか?』









ぎゅうっと握りこぶしを作った。









『すばるさんは、私たちの何が嫌だったんですか……?』









渋谷「お前や」









『えっ…………?』









渋谷「いちいちオレにベタベタひっついてきて正直暑苦しいねん。面倒くさいし」









丸山「っちょ、渋やん!そんな言い方はないんとちゃうか……?」









私、面倒くさいって思われてたんや………。









そりゃそうやんな、毎日、毎日、すばるさん、すばるさん、って。









誰でもうっとおしく感じるよな………。









渋谷「それからもうオレ、バンドしたないねん」









大倉「えっ、」









『あんなに、バンド好きって言ってたのに……』









25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちぱぱ(プロフ) - ∞宇宙∞さん» ありがとうございます!感動したなんて言っていただけて本当に嬉しいです!次作完成しましたので、どうぞお楽しみください! (2014年7月29日 10時) (レス) id: 5dc796ae19 (このIDを非表示/違反報告)
∞宇宙∞(プロフ) - 完結おめでとうございます! すごく感動しました( ;∀;) 涙も出ましたよ~!次回作も楽しみにしてます~ (2014年7月28日 12時) (レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱぱ(プロフ) - *∞すばへにゃ。∞*さん» ありがとうございます!! (2014年7月18日 0時) (レス) id: 7b40536bd3 (このIDを非表示/違反報告)
*∞すばへにゃ。∞*(プロフ) - 涙が出てきちゃいますっ、頑張ってください!、応援しています♪ (2014年7月17日 0時) (レス) id: 31d3d3d7b4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちぱぱ | 作成日時:2014年1月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。