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、
それから3人で並んで歩き出した。
もちろん、Aちゃんを真ん中に挟んで(笑)
『それでね、昨日兄ちゃんが新しくエフェクター買ってくれて!』
へえ、Aちゃん、お兄さんいてはるんや。
渋谷「ほぇ、ええやん!」
『それで新しいストラップまで買ってくれて!』
それにしてもAちゃん、さっきから話が止まらへん(笑)
でもこんなAちゃん、見たことない。
やっぱり渋谷さんおるからなんかなあ。
このふたり、お似合いやもん。
僕が入る隙なんて…。
『んじゃっ、ここなんで!』
そう言って、綺麗な一軒家の前で立ち止まった。
Aちゃんと一緒に帰ったことはあるけど、途中の分かれ道でバラバラになるから、ここまで来たことはなかったなあ。
渋谷「はいはい、横山さんによろしくな」
『はい! ばいばい、安田くん!』
安田「ばいばい」
パタン、と扉が閉まって、男二人が残された。
渋谷「…ふ、今日は一段と楽しそうやったわ」
安田「え?」
よし、戻るか、と言って来た道を引き返す。
あ、渋谷さんも反対やったんや。
渋谷「…A、クラスじゃ全然喋らんし笑わんやろ?」
渋谷さんは僕の少し前を歩き、言った。
安田「はい。…渋谷さんも知ってたんですね」
渋谷「そら、うちのバンドに同期もおるしな(笑)」
ははは、と頭を掻いて笑う。
渋谷「…ちゃんと、Aのこと守ったってな」
安田「はい。……え!?//」
渋谷「ふは、バレバレや(笑)」
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ちぱぱ(プロフ) - ∞宇宙∞さん» ありがとうございます!感動したなんて言っていただけて本当に嬉しいです!次作完成しましたので、どうぞお楽しみください! (2014年7月29日 10時) (レス) id: 5dc796ae19 (このIDを非表示/違反報告)
∞宇宙∞(プロフ) - 完結おめでとうございます! すごく感動しました( ;∀;) 涙も出ましたよ~!次回作も楽しみにしてます~ (2014年7月28日 12時) (レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱぱ(プロフ) - *∞すばへにゃ。∞*さん» ありがとうございます!! (2014年7月18日 0時) (レス) id: 7b40536bd3 (このIDを非表示/違反報告)
*∞すばへにゃ。∞*(プロフ) - 涙が出てきちゃいますっ、頑張ってください!、応援しています♪ (2014年7月17日 0時) (レス) id: 31d3d3d7b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぱぱ | 作成日時:2014年1月3日 21時