episode11 ページ11
亮said
何故かすごく不安に苛まれて
一人で寝るんが怖なってもうた。
この歳になって一緒に寝てって言うんは
なかなか恥ずいけど
章ちゃんはそれで
笑うような人やないって知ってるから
素直になってみた。
2人で寝っ転がりながら
ずっと思っていたことを言ってみた。
章ちゃんなんかずっと我慢してる気がすんねん。
俺は進路も自分がしたいように決めて
部活とかもしたいことをしてる。
けど章ちゃんは安いから通信の高校行って
その上バイト掛け持ちして…
自分がしたいこと出来てるんかな。
それに…すばるの入院費賄えるほど稼いでるて
どんなバイトしてんねん。
章ちゃんはギター弾くのが好きやけど
最近は弾いてるところも全然見かけないし…
もし章ちゃんまで体壊したら
俺生きていかれへん。
亮「章ちゃん…」
章「なぁに?まだ寝られへんの?」
亮「章ちゃんは…絶対居なくならんとってな。
俺が警察官になったら章ちゃんを絶対守るから。」
章「大丈夫やで。俺はずっと亮のそばにおるよ。
亮が警察官になるまでは俺が守ったるわ。」
亮「すばるのことも章ちゃんだけやなくて
俺にもやらせてな。」
章「3人で助け合いながら生きてきたんやから。
いつも通り行けばええねん。」
亮「ありがと。」
今日は思ったことが素直に言える日みたい。
ほんまにすばるのことも心配やし
章ちゃんにはずっとそばにいて欲しい。
俺は欲張りでワガママやな。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←episode9
58人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黄色担 | 作成日時:2020年10月20日 22時