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章大said


抗がん剤投与が始まってから3時間。
思っていたほど大倉は辛そうやない。
本人もまだ話しながら笑っとるし。
副作用なんてでんといて欲しいな。
大倉…頑張ってるんやから。

章「大倉、辛ない?」

忠「大丈夫やよ。ありがとう」

章「辛なったらいつでも言ってな。

もし辛なってもあかんから、今のうちに寝とき?」

忠「ありがとう。そうするわ…なぁ…ヤス?」

章「ん?」

忠「寝ても、ここってな?」

章「いるよ。大丈夫。ずっとおるから。」

忠「ホンマに?」

どうやら大倉は、甘えたいようだ。
うるうるの目でこちらを見てくる。
本人は気にしてないんやろうけど
まぁ…なんて可愛いことってあかんな

章「うん。じゃあ手繋いでようや!」

忠「うん!」

手を繋いでお腹をトントンすると
大倉はすぐに寝てしまった。
寝顔を見ていると、痩せたなぁと思うけど、
それでもガンになった人の顔には
どうしても見えなかった。
それに、大倉の目が見えないということも、
未だに信じられなかった。

理解しないととは分かっとるんやけど、
理解できない。
全部の辛さは分からないけど、
俺は少しなら分かれるから…
なんでも思ってること教えて欲しいねんけどな…
それで大倉が元気になれるなら。
明るい大倉が大好きやから…
また、
横ちょと
渋やんと
信ちゃんと
マルと
俺と
亮と
大倉と
内と
eighter
みんなで笑える日が来てほしい。
あのころ当たり前やった事やけど、
今やと叶わなそうでしょうがないねん。
笑えば何とかなるんやから。
みんなで笑えばどんなことも乗り越えられるんよ。
やから大倉?まずは俺らが笑おうや?
負けたら…許さへんからな。
そばにおるから…

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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時

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