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章大said
最近マルがおかしい。明らかにおかしい。
収録してても全然ギャグとかせんようになったし
トークにも自分からはあまり参加してこない。
楽屋でも前はたくさん話しかけてきてくれたのに
今はずっと1人でぼーっとしてる。
こっちから話しかけても 心ここに在らず みたいな
なんて言うかな…上の空って感じで
ずっと気になってる。きっとみんなも。
でも…何が原因なのか分からなかった。
突然すぎて明らかなきっかけがないねん。
何回か本人に聞いてみたけどはぐらかされるだけで
結局何もまだ分かってない。
でも俺らはここで諦めるようなやつでは無い。
章「なぁマル！」
隆「…」
章「まーるちゃん！」
隆「…あごめん。どうかした？」
章「今日この後もう仕事ないよね？」
隆「ない…よ？」
章「じゃあご飯行かへん？
マルが食べたいのでええから。なっ？」
隆「…ええけど。俺今食欲ないねん。
やから章ちゃんが食べたいところでええよ。」
もうひとつ気になってたこと。
あんなにワンパック言うてたマルが
最近見るからに痩せた。
ファスティングどころやないくらいに
一気に骨が浮き出てきて明らかに食べてない。
章「ほんま？じゃあ行こな！楽しみやな！」
隆「うん…そやな。」
章「マルさビーフシチュー好きやろ？
ここのビーフシチューめっちゃ美味しいから
ちょっとでええから食べてみて？」
隆「でも…」
章「残ったら俺が貰うから大丈夫。
どうしてもマルに食べてみてほしいねん。あと…」
隆「…あと？」
章「最近マルの笑ってる顔見てないから。
マルが笑ってるだけで
俺めっちゃ元気になれんねん。」
隆「そんなことないよ…俺なんか…」
章「そんなことある！ホンマやねんで。
関ジャニ∞にとっても俺にとっても
マルはホンマに大切やから。信じて？」
隆「…わかった。」
章「ありがとうマル。ほら食べてみて？」
隆「…美味しい」
章「やろ？もっと食べてええで。」
そこから3.4口食べたくらいで
もういいって言われてもうたけど
とりあえず食べてくれて良かった。
章「なぁマル？ひとつ聞いてええ？」
隆「…何？」
章「なんかあった？教えてくれへん？」
隆「なんも…ないよ。」
章「お願いやからホンマのこと言うて？」
隆「…誰にも言わん？」
章「メンバーには言うかも。」
隆「…それ以外は？」
章「絶対言わん。」
隆「…この前な」
そこで俺は全てを知った。
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作者名：黄色担 | 作成日時：2021年2月20日 23時
