クリームソーダ【白膠木簓】 (ページ13)

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「…A？」

ぎゅっと抱き締めると香る大好きな人の匂い。

抱きつき彼の顔を見上げると、驚いた様子で私をみていた。

『本音もすきの言葉もゆってくれてありがと。』

『さっきは、勢いで別れよなんて言ったけど本当は簓のことが大好きなの。』

『…本当に寂しかったの。沢山こーやってぎゅーとかカレカノっぽいこともしたかった。』

私も甘え下手だったんだな。
早くこうすればよかったのかもしれない。

「俺もや。Aともっとイチャイチャしたいわ。いままで寂しい思いさせた分ぎょうさん甘やかしたる！」

「だから、これからも俺の彼女でいてくれへん？」

さっきとは打って変わって彼の瞳に涙は流れておらず、真剣な眼差しでこちらを見つめながらそう言った。

私も、、、素直にならないと。

『よろしくね！！ささら、大好き。』

「！！俺もや！！愛しとるで！」

飲み屋街を少し外れた公園で私達は久しぶりに笑いあった。