144話 ページ14
驚きのあまりに声も出ないし涙も止まってしまった
どうして彼女がここにいるのか
どうして彼女は今ここに実在しているのか
謎が多くて頭が回らない
雪｢今度は今度で間抜けな顔してるわね｣
利香｢……？なんで……？｣
雪｢おバカな利香と話をするためよ｣
うちと、話を？
利香｢と言うかまず……ん？｣
雪｢私のことは気にせず話をするわよ｣
相変わらず強引な雪路に利香は戸惑うばかり
へたりこんでいる利香の前にある岩に腰をかけた雪路
特に微笑むこともなくただ前の利香を見た
雪｢話は聞いたわ｣
利香｢は？誰から？｣
雪｢あなたよ｣
利香｢いやうち話してないし｣
バカねやっぱり、としみじみ言われた
……そんなしみじみ言われると傷つく……
雪｢前も言ったはずよ。私とあなたは心で通じてると｣
あなたの考えてることは私にも伝わるのよ
と教えてくれた
だから今の今まで考えて考えて
泣いて苦しんでいたのはぜーんぶ雪路はずっと聞いていた
ということなのだ
利香｢……すっかり忘れてたっ｣
雪｢でしょうね、その様子だと｣
利香｢恥ずかしい……｣
一人だけだと思ってめっちゃ嘆いてたんすけど
うわー
恥ずかしいっ
雪｢で、あなたは一体何がしたいわけ｣
利香｢……何したいっては？｣
雪｢Aのところから離れてきたのならばなにか考えがあって、出てきたのよね？｣
深いところは私にもわからないからね
とそういった
利香｢……｣
深い考え？
そんなのあるわけがない
出てきたのは単なる勢い
特に何も考えちゃいないんだ
利香｢ひ、ひとまずスクアーロたちのところへ行こうかと｣
雪｢行って、何をするの？｣
利香｢ぅ｣
そんなのわかんないよ！
だって何も考えてないんだから！
……ぁ
利香｢うちまた、やった｣
雪｢考えてないのにも程があるんじゃないのかしら｣
利香｢うるさいな、それはうちも分かってる｣
利香はため息をつく
雪｢で、さっき言ってたAをＤが援護に選んだ理由だけど｣
利香｢……うん｣
雪｢あなたそんなのもわからないの？｣
利香｢わからないよ…｣
そういった利香に雪路は思わずため息ついた
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優 - とっても面白いです！頑張ってください！ (2015年11月29日 21時) (
レス) id: 60831b070d (このIDを非表示/違反報告)
アオハ - すごく面白いです！！最新楽しみに待っています！！！ (2015年11月18日 20時) (レス) id: 314cdd9aab (このIDを非表示/違反報告)
駄菓子屋の主 - 続編おめでとうございます！続き楽しみにして待ってます★ (2015年11月1日 10時) (レス) id: 4349621995 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続編おめでとうございます！夢主は相変わらずで（苦笑 ツナたちにバラすのかバラさないのか・・・これからの展開が楽しみです！ (2015年10月5日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 続編おめでとうございます！初コメゴットだぜ←あぁ、操られてないのバラすのかな…夢主、そういうの嫌いそうですもんね苦笑 (2015年9月29日 19時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そうせん
| 作成日時：2015年9月29日 18時
