130話 ページ40
貴｢はぁ？｣
利香｢違うよＤ｣
Ｄ｢ほう、違うともうしますか｣
では何です？と興味深そうに聞いてくる
そして利香は力強く言った
利香｢Aは正真正銘の悪だ！！！｣
貴｢てめぇ骨も残らず消されてぇみたいだな？あ？｣
ﾎﾞｫｯと月の炎を手に灯したAは
どこから見ても悪役の顔をしている
利香の言うことはあながち間違いではないかもしれない
利香｢ぎゃぁー！？ほら顔みてみなよ！？｣
サッ、と素早く鏡を出してきた
それをAは渋々受け取り自分の顔を見る
貴｢･･･変わらないよ｣
利香｢あんたの目は節穴かーーーー！！？｣
Ｄ｢利香少しお黙りなさい｣
叫んでばっかの利香にＤは一括
貴｢･･･Ｄ、さっき言ったこと、忘れるなよ｣
Ｄ｢ヌフフ･･･それはお互い様でしょう？｣
二人の間には何かただよらぬ雰囲気がある
利香はそんなふたりを見つめることしかできない
これはAの仕事
自分が出る幕ではない
月には月の、雪には雪の課せられる使命があるから
今のこの戦いはAが月としてやらなければならないことだと
利香は何故かわからないがそう感じた
だから特には何も口に出さなかった
Ｄ｢ではそろそろ行きましょうかね｣
隣にマインドコントロールされたクロームを連れて
Ｄはそう言った
貴｢うちらも行くよ｣
利香｢あれ、うちもか｣
Ｄ｢おやおや･･･｣
一体どんな風の吹き回しでしょうかね？
この様子からしてこないと思ったのですが･･･
何か理由がありそうだ
Ｄ｢いいですよ。ついてきてください｣
貴｢言われなくても｣
利香｢あれー、Aー｣
なんでウチも行くことなってるのかなー？
あれー？
そう呟く利香の声はAに届く事は無かったのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 332人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
でこぽんず* - とてつもなく面白いです!!!!続きが気になって仕方ないです………。 更新頑張ってください!!!^^ (2015年9月12日 8時) (
レス) id: 3c06f20f2b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 泣くなよ！？涙には弱いんだ(-｡-; ってか、勝手に動いてほしくなかったら、マインドコントロールすればいいのにね...Dって時々可哀想に思えるよ (2015年9月7日 20時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
桜 - スクとベルがどうするのか、夢主がどうするのか・・・楽しみです！ (2015年9月6日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - レナさん» でもこんな駄作読んで頂きありがとうございます、本当(T^T) (2015年8月24日 22時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - まぁ、操られてたからこその結末だったと思うけどね (2015年8月24日 22時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そうせん
| 作成日時：2015年7月23日 17時
