122話 ページ32
貴｢だったらこのままここにいれば？｣
それはAがいう気がないということ
ス｢どうしても言わねぇ気か？｣
貴｢二度は言わない｣
ギロ、と睨むAは昔よりとても様になる
べ｢･･･シモンには何か沢田たちとの縁があるわけなんだ｣
口を三日月のように歪めたベルがそう訪ねてきた
べ｢Aたちは沢田たちのことでしかこういうふうに動かないし｣
王子知ってんぜ？と笑う
貴｢･･･勝手に解釈すればいいさ、ベル。うちらはまだやることがあるんだ｣
だから帰れない
XANXUSのところにはそりゃ帰りたいよ
でも今はツナたちの未来にまた関わってくることなんだ
私情なんかいらない
ス｢じゃあ俺たちは好きにお前たちの偵察をするぞぉ？｣
そう言えばAは笑った
貴｢ハハハっ･･･好きにすればいいさ。できるのならば、ね？｣
ス｢なにぃ？｣
貴｢うちらは今シモンの仲間としてここにいる。そう簡単には情報はやらない｣
それはまるでスクアーロたちを敵とみなしてるような言い方だ
貴｢じゃあまたね｣
そう言うとAの体はサァァァ、と消えていく
べ｢！幻覚！？｣
ス｢あいつ霧の波動は流れてねぇぞぉ！｣
なのになぜ今あいつはここから幻覚を使って消えた！？
べ｢･･･誰かがやったってことか･･･｣
だが気配がしなかった
全くだ
こっちは殺しのプロ
そのプロが気づかなかったということは相当な相手だ
ス｢･･･シモンにそんな奴がいたのかぁ｣
べ｢でもおかしくね？｣
ス｢何がだぁ｣
ベルは頭をかしげて言う
べ｢シモンは俺達大空の属性じゃなく大地の属性。きりの属性はないはずだぜ｣
確かにベルの言う通りだ
シモンならばきりの炎は使えないはず
もしシモンでもまた幻覚のようなものを使えるやつがいるかもしれない
だとしても今のは確実に霧の幻覚
ス｢･･･なんなんだぁ一体！｣
べ｢わかんねぇわ俺｣
シモンにはあるはずのない属性
それを使ってAは消えた
Aは理由も言わぬまま
結局なぜシモンに居るのかも分からずじまい
ただわかったのは2人が自らの意思でシモンにいるということ
ス｢くっそ･･･｣
べ｢あーもう｣
スクアーロは頭を抱えて
ベルはその場にしゃがみ頭を抱える
｢｢わっかんねぇ･･･真似すんな｣｣
見事なハモリだった
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でこぽんず* - とてつもなく面白いです!!!!続きが気になって仕方ないです………。 更新頑張ってください!!!^^ (2015年9月12日 8時) (
レス) id: 3c06f20f2b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 泣くなよ！？涙には弱いんだ(-｡-; ってか、勝手に動いてほしくなかったら、マインドコントロールすればいいのにね...Dって時々可哀想に思えるよ (2015年9月7日 20時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
桜 - スクとベルがどうするのか、夢主がどうするのか・・・楽しみです！ (2015年9月6日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - レナさん» でもこんな駄作読んで頂きありがとうございます、本当(T^T) (2015年8月24日 22時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - まぁ、操られてたからこその結末だったと思うけどね (2015年8月24日 22時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そうせん
| 作成日時：2015年7月23日 17時
