109話 ページ19
Ｄ｢まぁその感覚がAの普通になってるんです。そう思うのも仕方ありませんからね｣
そういうものなのだろうか
月｢んで、まぁ今Ｄが言ったようにそれが当たり前に区別ができるやつはもっと少ない。じっくり考えてその答えを出すやつだっているからな｣
確かに今Aは瞬時にそれは優しさではなく同情だと言った
それはAの考え方がそういうふうに常に考えているから
月｢じゃあ二つ目。勇気ってのはなぁんだ？｣
なぞなぞみたいな口調で問う月鴉
勇気…それは…
貴｢け、決断力…｣
Ｄ｢ヌフフフフっ｣
コイツまじぶっ殺していいですか
いいですよね
ていうかもはやコイツ死んでますからいいですよね
うちがこいつをお陀仏させてもいいですよねぇ
月｢ひとまずそれ置こうな？刀は置こうな？｣
短刀をカタカタと握り締めていたAの手の上に手を乗せる
Ｄ｢すみませんね｣
楽しそうに顔を緩ませながらしたの戦いを眺める
月｢A、決断力てのもあながち間違いじゃねぇよ｣
貴｢そ、そうなのか…｣
じゃあなんでＤ笑ったんだてめぇ
ギロ、と睨むが見向きもしない
だぁぁぁぁぁあ！！！むかつくー！！
月｢正しく言えば行動力だ｣
貴｢行動力？｣
これまた変わった回答
月｢決断力あっての行動だからな。まぁ間違いじゃない。行動って勇気いることだってAは思ったことねぇだろ｣
行動するのに勇気？
少し考えてみる
過去になにか動くときにためらったりしたことがあっただろうか
貴｢ないな｣
キリッ、と言い切った
月｢素晴らしいなお前のその図太い神経…｣
思わず苦笑い
貴｢あんたにゃあ言われとうない｣
月｢まぁまぁ。そらな？お前は根っからの月の守護者なんだよ｣
へ？
月｢いま重要視されてるところ、全部ドンピシャだろ？｣
確かにどれも自分が思う考え方と同じ
だが…
貴｢ほかにも同じことを考える人いるでしょ｣
Ｄ｢あなたのような考えを持つ人はこの時代ほぼ絶滅してますよ。Aは所謂絶滅危惧種ですね｣
貴｢なんか言葉が悪いぞそれ｣
だれが絶滅危惧種だ
月｢昔はたくさんいたさ、そりゃね｣
Ｄ｢昔っていっても私たちが生きていた時くらいですが｣
貴｢何十年まえだぼけぇ！！｣
何百年レベルだアホ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 332人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
でこぽんず* - とてつもなく面白いです!!!!続きが気になって仕方ないです………。 更新頑張ってください!!!^^ (2015年9月12日 8時) (
レス) id: 3c06f20f2b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 泣くなよ！？涙には弱いんだ(-｡-; ってか、勝手に動いてほしくなかったら、マインドコントロールすればいいのにね...Dって時々可哀想に思えるよ (2015年9月7日 20時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
桜 - スクとベルがどうするのか、夢主がどうするのか・・・楽しみです！ (2015年9月6日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
そうせん(プロフ) - レナさん» でもこんな駄作読んで頂きありがとうございます、本当(T^T) (2015年8月24日 22時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - まぁ、操られてたからこその結末だったと思うけどね (2015年8月24日 22時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そうせん
| 作成日時：2015年7月23日 17時
