146話 ページ1
Aは目をあける
ぱちっ
月〈うわっ!!〉
月鴉は突然目を開けたAに驚き後ろに下がる
月〈お前なんで前触れもなしに目開けんの!?!?〉
貴｢月鴉だね｣
月〈俺の話聞いてんの!?〉
普通こうたじろいだりうーんとかいうだろ!?
なのになんもなしにパチって目ェ開けるか!!!!!
貴｢･･･てかここ･･･｣
ヴァリアー城の中のまま･･･？
でも皆がいない･･･
なんで？
月〈そ、ここはヴァリアー城〉
貴｢でもなんで皆がいないの？｣
月〈･･･A、お前は記憶を取り戻したいんだよな〉
Aの質問をすっ飛ばして月鴉の質問が来た
貴｢･･･取り戻したいに決まってます。私は彼を思い出したい･･･もう私は彼のあんな悲しそうな顔は見たくない｣
悲しそうな顔を見たときすごく心が痛かった
まるで自分の事のように痛かった
別にほかの人ならどうでもいいだろうに
でもあの人だけはそうも行かなかった
月〈そうか。じゃあ記憶がない今でもお前はあいつが好き？〉
貴｢はい。私は彼が好きです｣
Aはなんの迷いもなくそう告げた
その答えを聞いた月鴉は笑った
月〈ほんと俺もお前も不器用だな〉
貴｢･･･？｣
どういうこと？
月〈人を好きになることだよ〉
貴｢人を好きになること？｣
月〈お前の俺も、前に突っ走ることしかできねぇアホだって言ってんの〉
それはいいことなのだろうか
Aは黙ったままだ
月〈俺もいたよ、好きだった女。でも上手くいかなくてよー･･･
俺が不器用すぎたんだろーな
今までのままの関係できちまったよ
死ぬまでも･･･死んだ後も〉
貴｢死んだ後もって･･･｣
本当に意味わかんない
貴｢今までのままの関係ってなんですか？｣
Aは聞いてみた
月〈わかんねぇ？俺の好きな奴〉
貴｢･･･｣
心当たりならある
だが当たってるのか不安だが言ってみることにした
貴｢雪路さん？｣
月〈そ。俺はあいつが好きだった･･･
でも親友って壁が壊せなくてさぁ
まぁぶっちゃけると壊すのが怖かった
壊したらどんなふうになるのかわかんなくてよ。
だが思いも告げられず死んじまったよ〉
"情けねぇよな"と笑う
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ユア - わーい続き読めた〜！！ (2015年4月7日 13時) (
レス) id: 14da92b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - やべぇ！！！！！！めっっっっちゃ泣ける！！！うわぁｘ！！！！！続き楽しみにしてます！！！！ (2015年4月6日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
ユア - うわあああぁぁぁん(T ^ T) メッチャ泣けるよおおぉ更新頑張ってくださいいいぃ (2015年4月5日 3時) (レス) id: 14da92b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶きなこ - 利香が泣いてるシーンでわたしも号泣しました（；＿；） めっちゃ感動しました！更新頑張ってください (2015年4月2日 10時) (レス) id: 5eff147a8f (このIDを非表示/違反報告)
でこぽん* - 続編おめでとうございます！！ めっっっっっちゃ泣けました！！ うおおおおおおおお！！(泣) (2015年3月31日 14時) (レス) id: 3c06f20f2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そうせん
| 作成日時：2015年3月30日 17時
