【3L】血の忠誠を、貴方に。【募集企画】

設定＿血の契約/シュトルツァー/人 ページ4

〇血の契約

　吸血鬼側からは特に血の服従、血の忠誠とも呼ばれる。
　人間とこの契約を交わすと、陽の出ている間のみ神による枷がなくなるが、契約を交わした人間に絶対服従となる。だが、夜になると枷が復活する代わりに服従しなくて良くなる。ちなみに、契約を交わした人間以外の血を受け付けなくなるものの、契約相手の血がより一層極上のものに感じるようになる。
　人間は最低限、吸血鬼が飢えて死なない程度に血を与えなければならない。
　服従も血を与えることも、神の施したある種の強制力のため、やりたくないと思っていても抗えず強制的に体が動く。ちなみに捧血の強制は、吸血鬼の空腹がヤバめになったときに起きる。その時には、例え相手が遠くにいても、血を与えようと相手の元へと勝手に足が動く。
　契約の仕方は単純で、互いが契約に同意していること(そのことを言葉にしていなくともよいので、互いに相手と契約したいと思っていればOK)、人間側が少量でも血を与えること、である(順序なし)。契約が成立すると、直感的に相手と血の契約が結ばれたと分かる。
　契約の破棄は、どちらかが一方的にでも相手に契約破棄の旨を言えば完了。仮に契約破棄せずに人間が死んだ場合、契約は継続したまま血を与えられず吸血鬼は飢えて灰になる(死体に契約を終えることを言っても契約破棄できない)。
　一般的、公的には契約相手をパートナーと呼ぶ。(二人の間での互いの呼び方は別に何でもよい)

シュトルツァー
　人間と非共存関係にある吸血鬼たちがそう名乗っている。人間に服従しなければならないことに耐えられなかった。数を徐々に減らしながら、夜に人間を攫ったり襲ったりして生きている。人間側から危険視されている。(この世界においては)シュトルツァーとは「誇りを忘れない者」という意味。
　血の契約を交わした吸血鬼を侮蔑している。

神
　唯一神。この世界の創造主。神話の時代はとうに過ぎ、神が世界に干渉してくることはない。吸血鬼に怯えて暮らしていた人間のために枷を作ったという神話のおかげで人間からの信仰度は高いが、吸血鬼からの信仰度は低い(一般的な話)。だが、他種族を含め皆基本的に神の存在を信じている。

人間
　現在、知性を持つ種族の中では一番数が多い。未契約の吸血鬼に対する恐れはあるが、パートナーのいる者に対してではそこまでではない。数ある種族の中で最初に神の手で作られたと言われている。

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