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先生は、中尾を美術準備室の奥まで連れて行ってしまった。
残された、私とさくら。
そこで……あるものを見つける、
「ねえ、さくら…これって……」
「澪奈？」
そこにあったのは、澪奈をモデルに先生が描いたと思われる絵だった。
「やっぱ、柊先生は美術の先生だね〜」
「え？」
「だって、上手いもん。普通に」
その絵は、澪奈の特徴をしっかりと捉えていて…まさに、澪奈そのものだった。
でも、どこか冷酷な表情。
「そうだね……あれ？
顔の部分……何かで切り裂かれてるよね？」
「……ホントだ、」
近くで見てみると、澪奈の絵の顔の部分が……切り裂かれていた。
私は、恐る恐るその絵をめくってみた……
「「！！」」
その下には、別の澪奈の絵が覗いていた。
その澪奈の顔は……さっきの絵よりも少しだけ、笑っているように見えた。
「もういいよ、戻っていい」
いつのまにか後ろにいた先生。
気配がしなかったから、私もさくらも驚いて後ろを向いた。
「戻っていい、」
なかなか動かない私たちに、先生は同じ言葉をもう一度繰り返した。
私たちは、はっとして美術室を出て行こうとした…
「茅野、先に戻ってろ」
「え、？」
「小鳥遊には話がある」
さくらは戸惑って、私の方を見たけど…
私が大丈夫だから先に戻ってて、っと言えば少し躊躇いつつも美術室を出て行った。
美術室に残された、私。
昼間のこともあって……少し先生とは話しにくいから、話があるとか言って2人にしないでほしかった。
「小鳥遊、」
「はい…？」
「あんまり無理するな、」
「！」
先生の口から紡がれた言葉は、予想とは全く違うもので……
私は驚いて何も言えなかった。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いちきんぐさん» あぁ！ごめんなさい！ありがとうございます笑 更新ゆっくりかと思いますが、頑張ります！ (2019年2月17日 7時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
いちきんぐ - 石倉くんの漢字が岩倉くんになってましたよ 更新楽しみにしてます (2019年2月17日 6時) (レス) id: 1eed6503a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2019年2月16日 23時
