そちらに専門 ページ42
日は登り真上に顔を出す。
時間は１２時を過ぎ、腹を鳴らす部下たちとともにいつものリストランテに足を踏み入れる。
ウェイターにいつもの席を取らせてもらい、いつもの様にパスタにピッツァを頼み、食後には彼らはコーヒーや紅茶を飲み、彼の部下の一人のミスタという男がショートケーキを頼む。
ショートケーキが来るまでの間、たわいない話をしていると、ウェイターの一人が申し訳けなさそうに近寄ってきた。
「ブチャラティ様にご会いしたい方がお見えになってあららのですが…」
「俺に？何の用だ？」
「それが…人探しをしてほしいと……」
「…おいおいおい！いつから俺たちは警察や探偵になったんだ？！人探しならそっちに頼むべきだろうが！確かにブチャラティはお人好しだけどよぉ、便利屋じゃぁねーぞ！！」
その言葉にウェイターはシュンと少し落ち込むそぶりを見せる。
確かに彼の言う通りだ、彼らはイタリアを牛耳っているパッショーネというギャングではある。
そして、ブチャラティという男 は 自身より弱い立場人間を嘲るよう性格はしていないが、彼のいう通り便利屋ではない。
ウェイター は 「断ってきます」と寂しそうに背中を向けるのと同時に小太りの女が部屋に入ってきた。
「あぁ、待っててくれないと困ります」
「一大事なのよ！あなたがブチャラティよね！！？」
小太りの女は紫色の化粧をし、頭に卵の殻を乗せたロングヘアーの男のもとに行き、手をグワシィィと握りしめた。
「…っ、おい」
「な、なに？」
「俺はブチャラティじゃぁねーぞ」
「へっ？……あ、あらやだ間違えちゃったごめんなさい？」
そう言って手を離す女の顔はトマトのように真っ赤なった。
彼女が手を握ったのはアバッキオという男であって、その隣がブチャラティなのであった。
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さくらんぼ＆チェリー - こっ、更新っ。更新ばぁぁぁ。 楽しみなんや。ずっと楽しみなんや。お願いします。 (2019年9月7日 10時) (
レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ＆チェリー - かなとさん» 言い方‥‥。優しく言えないの？ (2019年8月27日 21時) (レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - パンバーガーさん» コメントありがとうございます！主人公くんは一生懸命女の子をやっているため女の子らしい仕草が自然と身に付きつつあり、結構不便だと思いながら、子供を満喫している節があるようですよ。オノマトペは前世から結構使ってます。これからも頑張っていきまーす！！ (2019年8月7日 18時) (レス) id: a2c150c1db (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - おっさんのくせにめっちゃ可愛いです← 無理せず頑張ってくださいね！ (2019年8月7日 10時) (レス) id: 46b12ccc15 (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - かなとさん» ご忠告ありがとうございます。多分外せたと思うので、また何かあればご忠告お願いします。……こんな不甲斐ない産毛が生えたような作者で申し訳ないです。 (2019年7月20日 9時) (レス) id: 62d4d7cd57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：管理人 | 作成日時：2019年7月19日 20時
