お祝い品のこと 5 ページ11
今俺の手にあるのはラッピングされたペンケースが包まれている。
ケースの中にはプロシュートさんと一緒にあーでもないこーでもないと、選びに選び抜いたボールペンが入っている。
ボディーはなるべく細く軽くかつ！滑らか書き心地の良いものを徹底し、デザインは万年筆に寄せたものを選んだ。カラーは淡い桃色にした。
「プロシュートさんありがとうございます！いいプレゼントにできそうです！」
「おお、いいってことよ。いい暇つぶしになった。」
そう言って、プロシュートさんは俺の頭を撫で回した。
本当にいい人だな。
勝手に来た。といっても長い間買い物に付き合ってくれたし、何よりオープンにしているとはいえ、顔に痣があるのに触れてこない。
店員さんだって、露骨に何その顔…私気になります！って感じの顔してたのに、それすら出さないこの人は本当にいい男だ。
はえっー…カッケー。
「あっ、お礼しなきゃ！」
「あ？別にいいよ。ガキからもらうもんなんてねぇよ。」
「だめ！ちょっとまってね。」
ポシェットの中何があったかな？
ガサゴソと漁ってみれば、小袋に入った金平糖を見つけた。
まだ開けてない、最後の金平糖だ。
「これあげる」
「？なんだこれ」
「金平糖。氷砂糖とお水で作ってるの。甘くてぽりぽりしてて美味しいの！あげる！」
「本当にもらっちまうぞ？いいのか？イタリアじゃあ、売ってないかもだぞ？」
「いいよ！日本に帰ることがあったら、いっっっぱい買ってもらうから！」
「そうか、じゃあこれはありがたくもらっておかな」
なんだか強引に渡した形になってしまったが、プロシュートさんは金平糖をポケットにしまってくれた。
そのあと、さようならと挨拶をして別れた。
「……」
「そうだないい人だったね。」
「……？」
「まぁ、最初は怪しいとか思ってたけど、優しい人でよかったよ。」
「…」
「そうだね、プレゼント喜んでくれればいいんだけど、それは渡してみないと分からないね。」
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さくらんぼ＆チェリー - こっ、更新っ。更新ばぁぁぁ。 楽しみなんや。ずっと楽しみなんや。お願いします。 (2019年9月7日 10時) (
レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ＆チェリー - かなとさん» 言い方‥‥。優しく言えないの？ (2019年8月27日 21時) (レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - パンバーガーさん» コメントありがとうございます！主人公くんは一生懸命女の子をやっているため女の子らしい仕草が自然と身に付きつつあり、結構不便だと思いながら、子供を満喫している節があるようですよ。オノマトペは前世から結構使ってます。これからも頑張っていきまーす！！ (2019年8月7日 18時) (レス) id: a2c150c1db (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - おっさんのくせにめっちゃ可愛いです← 無理せず頑張ってくださいね！ (2019年8月7日 10時) (レス) id: 46b12ccc15 (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - かなとさん» ご忠告ありがとうございます。多分外せたと思うので、また何かあればご忠告お願いします。……こんな不甲斐ない産毛が生えたような作者で申し訳ないです。 (2019年7月20日 9時) (レス) id: 62d4d7cd57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：管理人 | 作成日時：2019年7月19日 20時
