2日目 ページ26
その日、結局目が覚めたのは夜中だった。
ベッドの中で身体を伸ばして、スマホを手探りで探す。
そういえば着替えるために机に置いたんだった、と思い出して机まで歩く。
出っ張りを押し込み、手に取ったスマホの電源を点けた。
凄く眩しかった。
だけど自動で画面が暗くなっていく。
だんだん、目が慣れてくると2通の通知がきてることにがついた。
誰だろう、と思ってそれをタップする。
送り主はクロだった。
明日、無理しなくていいからな。
と、それだけだった。
そしてもう1通は、女子バレー部の人からだった。
明日、祝ってあげるから来てね!
悪意しか感じられなかった。
でも行かなきゃ行かないで、クロも心配させるし、次行った時、彼女らにどんなことされるかわからないから結局行かざるおえない。
また、憂鬱な気分になりながらシャワーを浴びに下に降りる。
シャワーを浴びて、歯を磨くとさっきまであんなに寝てたのに、また眠くなってきた。
「A、今日は行くの…?」
と、研磨の声がする。
その声ではっと目を覚ました。
いつの間にか、寝てたようだった。
私は急いで身支度をする。
制服を着て、リュックを背負って部屋を出る。
「今日も行く…」
息を切らしながらそう言って、下に降りて歯磨きをして顔を洗う。
ちょうど、全部が終わる頃、制服を着た研磨が下に降りてきた。
「いってきます。」
「いってくるね。」
そう言って、また相手を待つことなくほぼ同時に外に出た。
更にいえば、また母が驚いていた。
「おはよ。」
「クロおはよ。」
そして、更にいえばクロも驚いていた。
「おはよ。
ところで、今日も登校かい?不登校ちゃん。」
「明日から休む。」
「それもそれだけどな。」
そう言ってクロは笑う。
そして、相変わらずゲームをする私と研磨。
登校だけなら喜んでするのに、と思いながら研磨をマルチプレイに誘う。
チラッと見た研磨と目が合う。
静かに研磨は頷いて、クロを挟んでマルチプレイが始まった。
100人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - 内容がすごいわかりやすいです。続き待ってます (2020年5月7日 22時) (レス) id: 2b1a6cecc8 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - kajjjenさん» 読んで頂き本当に感謝です…!!それに面白いなんて言って頂けて嬉しいです…!!応援、ありがとうございます、更新頑張ります!! (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - 清川さん» 全然わかりやすいっすよ…!!そしてな、なんと!!??そんな…嬉しすぎます…!!頑張ります!!本当にありがとうございます!!嬉しすぎて…(´;ω;`) (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
kajjjen - コメント失礼します!初めてこの作品を読ませてもらいましたが本当に面白いです!応援してます(^^) (2020年4月6日 9時) (レス) id: 6e12a7e235 (このIDを非表示/違反報告)
清川 - hitoesasamiさん» 俺、文作るの下手だから、伝わってよかった^^ログイン出来てないからお気に登録できないけど、ログインしてたら絶対お気に登録してた。しかも俺の中で☆100くらいついてるw頑張れ (2020年4月1日 20時) (レス) id: bdf93be9d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:hitoesasami | 作成日時:2020年3月26日 3時