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#186 ページ36

甚爾「五条悟は俺が殺した」


その言葉が、直ぐには理解出来なかった……


傑「そうか……死ね!」バッ

理解出来たのは、私を守る様に目の前に立ちはだかった傑さんから
おぞましい地響きと木材が弾けるみたいなパキパキという不可解な音が発せられた事と…

男が こちらに向かって構えていた銃から、数回の発砲音がした事


目の前で起きている現実…

だけど、私の意識は不安定で…何処かリアリティも無く、ただのアクション映画のワンシーンを流し見ているような…



頭の中は、さっき聞こえた理解し難い言葉が反芻していて


悟さんが…殺されたなんて……嘘…

だって、いつでも自信満々で…俺は最強なんだぞって口癖みたいに言ってたのよ…?

ついさっきも、その腕で私を抱き留めてくれたじゃない

そうだ……反転術式…っ
硝子の意識が戻っていれば、反転術式で何とか…


傑「A…!逃げて!」

A「…っ」ハッ


バッ……ボグッ!!


私がぼんやりしている間に、何が起こったの…?

傑さんの声に意識が引き戻された瞬間、視界に飛び込んできたのは
刃物で胸元を切り付けられ、蹴り飛ばされる傑さんの姿で…


甚爾「術師なら死なねぇ程度に斬った……式神使いなら殺したが、呪霊操術となるとな

お前の死後、取り込んだ呪霊がどうなるか分からん…ここで面倒事は避けたい。親に恵まれたな」ゴッ

A「傑さん…!」バッ

もう力無く倒れ込んで無抵抗にも関わらず、口角をにっと上げて笑いながら傑さんを蹴り上げる男の行動を見て
使い物にならなかった体がやっと動いて傑さんに駆け寄る

甚爾「…ハッ!だが…その恵まれたオマエらが、呪術も使えねぇ俺みたいな猿に負けたってこと……長生きしたきゃ忘れんな」クスッ

A「…っ」グッ

この人が何を言ってるのか、全ては理解出来ない…したくも無い………
どうしてこんな事が起きなくちゃいけないの…っ…どうして人の命が、こんなにも簡単に脅かされなくてはいけないの…?

A「…どうして…っ…どうして ここまでするのよ!狙いは私なんでしょう!?

なら私を殺せば良かったのに…!傑さんの事も、悟さんの事も…こんな事する必要 無かった!」

甚爾「あ?……勘違いしてる所悪いけど、別に俺の狙いはお前じゃねぇよ…お嬢さん」

A「…!?」

甚爾「確かに、俺はお前を付け回してたけど…俺の本当の目的は………五条悟の無効化だ

お前をマークしてたのは、使える駒だったからってだけだ」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:恋愛
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。この章内か、次の章では確実に落ち着きます! (2022年4月30日 10時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟と夢主ちゃんはいつ結ばれてますか? (2022年4月30日 0時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P | 作成日時:2022年4月4日 0時

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