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#140 ページ40

硝子side

“Aが事故に遭った。急いで診て欲しい”

そう連絡があって直ぐ、数台の車が高専に到着した

最初に着いた車からはA達では無く、Aの一報を聞き付けた夕凪さんを乗せた車だった

入り口(ここ)でA達の到着を一緒に待つと言ったが、既にこの世の終わりかと言う程に顔を青ざめさせた夕凪さんを 何とか説得して医務室の近くまで誘導した

冷静に考えて、A達がいた場所の付近には大学病院などもある地域のはずなのに
わざわざ私の元に連れてくると言う事は、本当に緊急事態なのだろうと察したからだ

私は今までも仲間の術師達の死闘の末の姿を幾度となく目の当たりにしてきた
だから、普通なら目を覆いたくなるような怪我にも感覚が麻痺して冷静に対面できるけど…

電話口の夏油の慌て振りを考えれば…
夏油ですらあんなに取り乱しているんだ、五条の奴も冷静ではないかもな


そして 夕凪さんを部屋に案内して直後、漸く到着したと知らせのあったA達を入り口まで迎えに行くと…


「到着しました!早く怪我人を…!」ガチャ

私が入り口に戻ると、丁度 A達を乗せた車も停車した所だったようで
補助監督が後部座席を開けて、中に居るであろう夏油達に声を掛けている所だった

多分Aを抱えてるのは五条だろう…無意識に頭の中でそう認識していただけあって…

傑「硝子、Aを…!」

硝子「…!」

Aを抱えて降りてきたのが夏油で驚いた

硝子「分かってる、早くこっちに……、…っ!」ハッ


一体…何があったんだ……っ


それは、目を覆いたくなる…なんて物じゃなかった……

Aを抱える夏油の服は血で染まっていて、Aからは辛うじて呼吸音が聞こえるが今にも消えかかりそうで…吸って吐く、それが精一杯と見て分かった

夕凪さんを別室に案内させておいて正解だった
こんな姿見たら、もう助からないと思っても不思議じゃない

硝子「夏油、Aをここに寝かせて…!今から私が言う物を急いで手配して!

念の為、近くの別室で夕凪さんを待機させてるけど…この状況は治療が終わるまでは
とてもじゃないけどAの容態は知らせられる状態じゃない。夕凪さんがこの部屋に立ち寄らないようにフォローして」

傑「分かった…っ………硝子!Aを頼むよ…!」グッ

硝子「当たり前でしょ…誰に言ってんの」スッ


パタンッ


全力 切ったって助けるよ…Aを大切に思ってんのはあんたらだけじゃない

A「…」

硝子「それじゃ A、始めるよ…」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:恋愛
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。以前もお伝えした通り、粗方のシナリオはあるので…順を追ってという形になります( .. )ストーリーとしては、まだ直ぐには落ち着かない予定です。また更新頻度についても、空いた時間に…という感じなので、申し訳ありません💦 (2022年2月28日 23時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん、早く五条悟と夢主ちゃんは結ばれるのですのか? (2022年2月28日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P | 作成日時:2022年2月26日 23時

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