＃１２９ ページ29
悟さん…以前と比べて、口数が少なかったな…
突然私の前から姿を消してから顔を合わせられたのは さっきが初めてで
私は つい嬉しくて駆け寄ってしまったけど、悟さんには迷惑だったかしら…
硝子｢A、どうかした？｣ﾋｮｺｯ
A｢あ…いえ、さっきの事…久々にお会いできて舞い上がってしまって、悟さんの事 困らせてしまったかな…と…｣
硝子｢そう？迷惑どころか、私には鼻の下伸ばして喜んでるようにしか見えなかったけど｣
A｢えぇ！？まさか…｣
悟さんが私にそんな態度取るなんてありえないわ…
硝子｢どうせ さっきの五条の微妙な反応なんて、Aと話せるの久しぶり過ぎてテンパっただけでしょ
ってか、久々に会えて舞い上がったなんて五条が知ったら うざいくらい喜びそうだから黙ってよ｣ｸｽｯ
A｢…本当に喜んでくださってるでしょうか…｣
硝子｢ふっ…大丈夫だって。Aが思ってるよりずっと、あいつも舞い上がってると思うよ｣
あの素っ気ない反応が 舞い上がってくれてる…とは、私にはどうしても見えないけど…
でも硝子が言ってくれるように、迷惑では無ければ十分かな…と思った
どうして悟さんが、あの日 私を置き去りにするみたいに立ち去ったのか…未だに分からないけど
それでも、手を伸ばせば届く距離で過ごしたあの頃…
＿悟｢…俺が、Aと飯食いたいんだっつの……言わせんな…///｣
＿悟｢…いいんじゃね？そういう所、可愛いし｣ｸｽｯ
そう言って笑いかけてくれた悟さんは、少なくとも私と仲良くありたいと思ってくれていたはずだから…
それが友人としての想いだったとしても、私にとっては表情が緩むには十分過ぎる事で
特別な好意を向けて貰えないとは分かっているけど、せめて…私の悟さんへの思いが、いい思い出になるまでは…大切にしていたいから
以前、硝子に気持ちを吐き出しても良いんだと言って貰えた時…私は初めて人に この気持ちを打ち明けた
恋などしてはいけない私が、誰かを好きになってしまった事
その相手もまた、決められた相手が居て…私とは違い、婚約者を愛している事
硝子は、私が口にする事以上の事は深くは尋ねないでいてくれた
あくまで私が話したい事を静かに聞いてくれた…
それが何よりも心地良かった…救われた…
硝子｢さて…久々に私の部屋にでも来る？｣
A｢行きたいです！｣
硝子｢もう直ぐ皆戻ってくるだろうし、静かな内にのんびり待ってよう｣
A｢はい｣
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。以前もお伝えした通り、粗方のシナリオはあるので…順を追ってという形になります( .. )ストーリーとしては、まだ直ぐには落ち着かない予定です。また更新頻度についても、空いた時間に…という感じなので、申し訳ありません💦 (2022年2月28日 23時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん、早く五条悟と夢主ちゃんは結ばれるのですのか？ (2022年2月28日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年2月26日 23時
