＃１２５ ページ25
傑side
Aの心と、敵の悪事が着々と動き出した頃…私達が今居るのは廃墟と化した古い病院
悟｢傑、そっちどうだった？｣
傑｢低級呪霊が五体と二級相当が一体って所かな…そっちは？｣
悟｢こっちも同じ…一昨日まで東北で、次に九州…戻りながら東海の廃校で終わりだっけ……ったく！効率悪すぎだろ…っ｣
傑｢仕方ないさ。調査して危険度が高い順に対応するしかない
後回しにしてもしもの事があったらまずいだろ｣
悟｢んな事言ったら、今一番 危険度の高い任務っつったらAの所だろ！？
こんな ちまちました事してたら、いつ何が襲ってくるかわかんねぇってのに！｣
いつになくイラつきを見せる悟
無理も無い…Aが怪我をしてから今日で二週間近く
残穢の確認をしに行った時に、不可解な痕跡を確認したのもあり…かなり気を張りつめている
定期的に冥さんから連絡を入れてもらってはいるし、今の所 Aの身の回りで怪しい動きがあったとの報告は無いが
やっぱり直接 Aの元気な顔を見るまでは正直 本当の意味では安心出来ない
まぁ、あの二人が傍で守ってくれてるのなら大丈夫だとは思うけど…
とりあえず、今立て込んでる任務を全て終えれば高専に戻れる
その後は冥さんや歌姫と交代して、Aの護衛を私達が引き継げる事になるってるはずだから一刻も早く任務をやり遂げないと…
悟｢…｣ｼﾞｯ…
傑｢…？どうかしたのかい？｣
迎えの車が到着するのを待っていると、隣で私をじっと見る悟の視線に気が付く
悟｢…冥さんにも言われたけど、俺はともかく…傑の余裕無ぇ所は新鮮だと思ってさ｣
傑｢……何が…言いたいんだい？｣
悟｢別に…｣ﾌｲｯ
傑｢…心配しなくても、取ったりしないから安心しなよ。焦らなくても時が来ればAと結ばれるのは君だろ？Aは君のものさ｣
子供みたいに拗ねてみせる悟を宥めるようにそう言ったけど…
悟｢俺のじゃねぇ…｣
傑｢…え？｣
悟｢俺のじゃねぇから…焦るんだよ…
確かにAは俺の婚約者だ…周りになんと言われようと俺は婚約を解消するつもりは無い
だけど、A本人が婚約解消を望んだら話は別だ
もしAが他の奴との未来を望んだら…その時は……
だから余裕なんか無ぇし、凄ぇ焦る…焦るに決まってるだろ…｣
驚いた…何がなんでもAは離さないくらい言い切ると思ってたから…
私が思っているよりずっと、悟は悟なりに彼女と向き合ってるんだと…
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。以前もお伝えした通り、粗方のシナリオはあるので…順を追ってという形になります( .. )ストーリーとしては、まだ直ぐには落ち着かない予定です。また更新頻度についても、空いた時間に…という感じなので、申し訳ありません💦 (2022年2月28日 23時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん、早く五条悟と夢主ちゃんは結ばれるのですのか？ (2022年2月28日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年2月26日 23時
