＃１１３ ページ13
傑side
ｺﾝｺﾝｯ
傑｢居るんだろ…入るよ？｣
ノックに対して言葉での返事は無いが、部屋の中に目的の人物が居るのは分かってる
返事したくないくらい怒ってる…って所だろうけど
ｶﾞﾁｬ
傑｢…居るなら返事くらいしたらどうだい？｣
悟｢…｣ﾑｽｰｯ
やっぱり怒ってるか…
椅子に座って机に足をどかっと上げた体制で、背もたれに体重を乗っけながら顔だけこちらに向けて睨みを効かせる悟
体全体から不機嫌オーラが出てるな…
悟｢何であいつの事 連れて来たんだよ！俺への拷問か！？嫌がらせか！？｣ｸﾜｯ
傑｢私じゃないよ、硝子だよ。Aが灰原達に会いたいって言ったから誘ったんだ｣
悟｢はぁ〜！？何でAが灰原に会いたいとか言うんだよ！｣ｶﾞﾀｯ
傑｢落ち着けって…
……って！そんな話してる場合じゃなかったんだ…っ｣
悟｢あぁ？何だよ｣
苛立ちを全開にしながら、がみがみと喰いかかってくる悟に釣られて本題を忘れそうになってしまう
傑｢悟、落ち着いて聞けよ｣
悟｢だから何だってんだよ！｣
傑｢……Aの周りで、不穏な動きがあるようだ｣
悟｢…は？それ、どういう事だ…｣
傑｢もしかしたら呪詛師…又は呪霊が、Aの周りを彷徨いてる可能性がある
呪霊だった場合に関しては、特級レベルの恐れもある…｣
悟｢……詳しく聞かせろ｣
ついさっきまで荒んでいた声色は嘘かのように、低く真剣になった悟は 椅子に座り直し前のめりで話を聞いてきた
ここ一ヶ月、ずっと感じる視線と…謎の人影らしき物
高専の敷地内までは侵入出来ない様子から察するに、相手は高専関係者を除く呪術師…
Aの話を聞くに、相手は確実にAに危険を脅かす存在
悪意を持った刺すような視線…そして何より…
傑｢私達も今さっき本人から聞いただけで詳しく調べられた訳じゃないけど…
話を聞いて直ぐに高専の周りを私の呪霊達に見回りさせたけど、特に異常も無く…残穢すら確認出来なかった…｣
悟｢…｣
傑｢巧妙に姿や痕跡を隠しているのか、呪詛師…呪霊…どちらにしても厄介そうな相手なのは間違いない
ターゲットがAだとすると、もしかしたら…悟との関係を知られてしまっている…という可能性が高いんじゃ…｣
仮に婚約者という所まではバレてなかったとしても、何処かで二人が一緒に居る所を目撃されていたのなら
悟にとって、特別な存在だと言う事は少なからず…
傑｢…悟｣
悟｢…｣
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P(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。以前もお伝えした通り、粗方のシナリオはあるので…順を追ってという形になります( .. )ストーリーとしては、まだ直ぐには落ち着かない予定です。また更新頻度についても、空いた時間に…という感じなので、申し訳ありません💦 (2022年2月28日 23時) (
レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん、早く五条悟と夢主ちゃんは結ばれるのですのか？ (2022年2月28日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：P | 作成日時：2022年2月26日 23時
