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いいんでしょうか…人前で…しかも食べさせて頂くなんて…っ
父の元でそんな事したら、はしたないと怒られてしまう…でも…でも、嬉しい…でも…
A「…ー〜……パクッ!」
硝子「ふ、可愛い一口だね。どう?美味し?」
A「ふ…ふぁい…っ///」モグッ
正直、恥ずかしいやら擽ったいやらで味わう余裕はそんなに無いけど…
硝子の嬉しそうな顔と、ほんのり鼻に抜けるティラミスの香りを辛うじて感じる
悟「おい!俺のもやる!」ズイッ
傑「甘い物ばかりだと飽きるだろう?コーヒーもあるよ」スッ
A「あ…ありがとうございます…っ」
硝子「こんぐらいで妬くなよ」ニヤッ
悟「妬いてねぇし!」
傑「そうそう、私のコーヒーは口直しだしね」
A「…?」
硝子「はいはい…って、そう言えば夕凪さんは?」
A「あぁ…呼び出しがあったとかで、一度自宅に戻った様です。帰りは迎えに来てくれると言っていたので、連絡を入れればすぐ来るかと」
傑「そうなんだ…まぁ、何かあれば私達も傍についてるし大丈夫だとは思うけど…代わりの付き人とかは付かないんだね」
A「私が夕凪以外の使用人を傍に置いていないので…夕凪の手が空いてない時でも、代わりの者は付きません」
悟「…相当 気に入ってんだな、あいつの事」
A「夕凪は私の特別ですから」ニコッ
悟「ふーん…」
硝子「ご馳走様。悪い、私ちょっと御手洗…ここで待っててくれる?」
A「はい」
傑「なら私も…直ぐ戻るよ。悟、Aの事 頼むよ」
悟「え…っ……ちょ、傑…!」
またもや悟さんと二人きりになってしまった…
悟「…」
A「…」
何を話したらいいのでしょうか…
こういう時に適切 且つ 相手に気を使わせない話題というものが直ぐには思い付かない
悟「…何してた…」
A「え?」
悟「だから…この一週間何してたのかって聞いてんだよ。連絡…して来なかったから…」
A「あ…ごめんなさい。私、自分から誰かをお誘いした事無くて…なんてご連絡すればいいのか分からなかったんです」
だから嬉しかった…私ももっと皆さんと話したいと思っていたから
こんな風に一緒にお出かけ出来るのも夢みたいで…
悟「…じゃあ会いたくなかったとか…そういうんじゃ…」
A「そんな事思ってません…!今日も、悟さん達にお会い出来て嬉しいですよ」ニコッ
悟「…!そ…そうかよ…///」
A「…照れてます?」
悟「ば…っ…照れてねぇ!///」
A「あははは…っ」
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momoko19960430(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして。コメントありがとうございます。元々あらすじは決まっていて、最終的には五条さんと結ばれる作品として描いております。紆余曲折はありますが、見守って頂けると嬉しいです。頑張ります(^^) (2021年11月30日 14時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - Pさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2021年11月30日 1時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年11月22日 22時