山田家には4番目の弟がいます (ページ2)

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プロローグページ2

皆さん、初めまして。僕はAって言います。13歳です

今、路地裏の段ボール家から起きた所です…

今日で路地裏生活3年目です…眠い…

お腹減ったなぁ…

また盗むか、でもこの前のパン屋は失敗したな…

イケブクロのスーパーが近いからそこ行こうかな～

ーイケブクロ・スーパーー

A「わぁ～、商品がいっぱいある！！」

？「ちょっと前通るな～」

A「あ、すみません…」

？「他のお客さんいるから気を付けろよ？」

A「はいっ！！」

？「俺は山田一郎ってんだ。お前は？」

A「僕、Aって言います。13歳です…」

？「そうか、じゃぁな～」

一郎は買い物籠を持ってレジに並ぶ

A「………(パンをポケットの中に入れた」

僕は急いでお店を出ようとすると誰かに服を掴まれた

A「うにゃっ！！」

？「まんびきは、いいことじゃないぞ。チビ」

A「……誰…僕…お腹減ってんだけど。離してくれる…？ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

？「は？お前何言ってるのか自分で分かってんのか？」

一郎「どうしたんだ？二郎、いきなり店内を走り出して…」

二郎「兄ちゃん…実はさ、こいつさっき店の物万引きしてたんだぞ！」

一郎「何…？万引きだと…？お前…なんで万引きなんかしたんだ…？」

A「僕…金持ってないから…です」

一郎「金を持ってないだと…お前…親は？」

A「いない…そもそもいるか分からない…先生が僕は捨てられたって言ってました…」

？「先生？それって学校の先生ですか？」

A「ﾌﾙﾌﾙ…施設の先生です…」

二郎「施設？！俺らと一緒だな！！」

？「はぁ…これだから低脳は…」

二郎「んだと！！三郎！！」

一郎「………………施設か…」

二郎「あ…ごめんね兄ちゃん！！」

一郎「気にすんな！二郎、三郎！！でもなお前、とりあえず、その盗んだ物俺に見せてくれ」

A「………………(ポケットからぐちゃぐちゃになったパンを出す)これです…」

一郎「これは俺が買ってやる。だからもう万引きなんかするな。いいな？」

A「ですが…万引きしないと僕のご飯が…」

一郎「じゃあ…俺らの家来るか…？」

二郎/三郎「兄ちゃん！！本気か？！/一兄本気ですか！？」

三郎「どこの馬の骨かも分からないこいつを家に上げるなんて…」

一郎「落ち着けって三郎、困ってる人がいたら助けるのが当たり前だろ？だから、A、家に来い」

A「は、はい！では、お邪魔します…？」

…………

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