その魂は ページ37
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その後、奴良組は花開院家の本家にお邪魔していた
「四百年後もやっぱりにぎやかやな…君の組は」
「そりゃどうも」
十三代目秀元とぬらりひょんは四百年越しの再会をしていた
「にしても君ずいぶん老けたな、妖のくせに」
「お前が異常なんじゃ。人のくせに」
相変わらず飄々としている秀元にぬらりひょんは呆れる
「…晴明が地獄からいつ戻ってくるか、くわしく調べさすわ」
「！」
「あと、Aちゃんにかけられた術もな」
向こうで鯉伴に抱えられているAに目をやった
まだ目は覚めておらず、その様子に青田坊がアワアワとなにやら騒いでいるようだ
「もう体はほとんど出来とった…
そんなにはかからんのやろう。
反魂の例も調べてみる…
肉体が不老不死になるという話もあるしな。
妖の感覚は人でははかれんが、早くて一年…」
「…………」
見せつけられたあんな力の差をこの一年でどれほど縮められるか
「ところであの刀…かえしてもらうで」
「ん？あれ？どこいった？」
「これだからお年寄りは〜孫のことしっかり見ときぃ」
「やかましいわ！！」
「なに騒いでんだ？親父」
「なんでもないわい！」
プンプンと怒る己の父に鯉伴は首を傾げた
「Aちゃん、どうや？」
「全く起きる気配ねぇな。何しても今は起きない多分」
「どれ、鯉伴屈め」
「ん？」
父に言われた通り身をかがめると父は腕の中にいる娘の頬をみょーんと伸ばした
「……何やってんだ、親父」
「いや、何やっても起きねぇってんだから本当かどうか確かめてんだい」
「…………あのな……」
そして次に包帯が巻かれた方をふわりと撫でる
「うーん、包帯が邪魔じゃな。
いつものふわふわ感が足りん」
「そりゃな。まぁリクオもAも自己再生の治癒力はそこらの奴よりすげーから下手すりゃ明日明後日で完治だな」
「珱姫の恩恵じゃなぁ」
「ふん……んー……」
「なんじゃ秀元。Aの顔じっと見て」
秀元は顎に手を当ててAを眺めている
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
