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「やっぱり玄関から堂々入ろうとしよった。
わかるわかる、わかるぞ…
おぬしが次何するが手にとるようにな〜」
「……そりゃぬらりひょんは玄関から堂々と入る妖怪だからそりゃ玄関からはいるだろ」
私たちの前に出てきたのはカエルのような顔をしたやつと、顔がデカすぎるやつ
ここで時間を潰している暇はない
だからリクオはまたすぐに攻撃を仕掛けるも全て動きが読まれ、かすり傷ひとつつけることが出来ない
「ありゃあサトリだな」
「心読むやつだね、それ」
「あぁ……厄介だな」
リクオだけじゃダメか、と私も木刀を構えた
しかしへっぽこ院ちゃんが追いついてきてサトリたちの関心がへっぽこ院ちゃんへと移った
サトリは陰陽師であるへっぽこ院ちゃんの心を読む
彼女は今じいちゃんが殺されて激昂気味だと
あんな老いぼれやられて当然だと煽ったのだ
「……これだから生粋の妖怪は嫌だね」
「A……？」
「人間、なめすぎなんだよ」
へっぽこ院ちゃんから、怖いほどの強い気が発せられている
「好きかって言いよって…」
へっぽこ院ちゃんら式神を同時に四体出し、左手にも融合させた式神を出す
「あんたらもう、絶対許さへん。地獄にいねや」
「む…なにをする気だ！！
ふむ、"全式神突進"！！
"完全に滅したる" "ちり一つ残さずな……"……え？」
次の瞬間、へっぽこ院ちゃんの手に融合した式神がなにかを放ったかと思えば下からも同じものが噴き出した
「うぉぉぉぉ！！？」
「こりゃすげぇや。A大丈夫かい？」
「へっぽこ院ちゃん無差別！！」
「ブチギレてるみてぇだし大目に見てやんな」
誰だって己の大事な家族の死を侮辱されてはああもなる
へっぽこ院ちゃんとのファインプレー(？)でリクオはあの二匹の妖怪を斬り捨てた
「よっしゃ行くぜ、目指すは羽衣狐が待つ鵺ヶ池だ！！」
▽▲▽▲▽▲
城の中を爆走していると、反対側から来たのは鬼童丸
リクオと鬼童丸は刀を交じわせると、すぐに距離をとった
「また会ったな、小僧」
「お前は…遠野で会った…」
「……孫娘……
貴様死んでなかったか。土蜘蛛は何をしていた」
「土蜘蛛真っ二つにしたもんでね。
満足させてやったら普通に帰してくれたさ」
私たちはいつかのように、対峙した
「ふむ…しかしここまでよう辿り着いた。
だが貴様の祖父のようにここから先へ通すわけには行かん…！！」
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
