羅城門 ページ19
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私たちは弐條城に着いた
後ろに列なる百鬼の群れはここに来るまで随分と大きくなった
「ここかぁ」
「なんじゃいてめぇらぁぁ」
門の前に着いたら随分とでかい鬼が二人も金棒持って現れた
「弐條城東大手門々番ガイ─────」
「はいどーもこんにちは
ピザの配達に来やした奴良組でェェェェェす！！！！」
「ゴバァァァッッ」
「ガ、ガイタロウ〜！！」
名乗ってる途中でAは名乗っている方の鬼を思い切り蹴り飛ばし掘へと落とした
「おー…A容赦ねぇな」
「……オレたちピザの配達なんかに来てねーよ……」
「アハハハッAちゃん面白っ」
「だから何笑ろてんねん秀元！！」
もう片方の鬼は堀へと落ちた片割れを助けようと駆け寄っている
「ゴミが道塞ぐなボケ」
ドボォンッ
「……ゴミっつって今度は蹴落としたぞAの奴」
「………………」
「A様……」
奴良組の面々は、とても微妙な心境だったそうだ
気を取り直しもんを思い切り開いて城の中へと入る
「何がおこったんじゃぁあ！？」
「な…なんじゃいっ」
「よぉく聞け京の魑魅魍魎ども。
この際キレイさっぱりと…
ケジメつけさせてもらいに来た！」
リクオは京妖怪に囲まれながらも、余裕の笑みを浮かべて高らかに言った
「邪魔する奴ぁ遠慮なくたたっ斬って三途の川ぁ見せてやるから覚悟ねぇ奴ぁすっこんでろ！！」
「ヒュウ♡カックイイ！」
「カッコイイぞーリクオ！」
「キャー抱いてー」
「そこ三人うるせぇ！！」
秀元に悪ノリしたら怒られた
そして宣言した今、百鬼のぶつかり合いが始まった
「姉貴行くぞ！」
「はいよー」
「ぬらちゃんの孫！！」
先へと進もうとするリクオのあとを追うよう足を進めると後ろから秀元が声をかけてくる
「この城のどこかに鵺ヶ池っちゅーのがある。
そこが羽衣狐の出産場所や！
あんたらならたどりつけるやろ。
ぬらちゃんの孫…ならな♡」
「おぅ」
「んじゃここは競走でもしようかリクオ」
「おもしれぇ」
その時、へっぽこ院ちゃんの危ないという声が聞こえ私たちは咄嗟に身を翻す
リクオはすぐに攻撃に転じるも全て避けられた
「よめるよめる、なにしゆうかわかるぞ」
「うわ」
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江(プロフ) - 抹茶まちゃさん» 面白いと言っていただけてホントに嬉しいです！！頑張りますね！ (2020年3月13日 16時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 透騎さん» そんなこと言われると私も涙でそうです…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神音(かぐね)さん» 提案ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年3月13日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
抹茶まちゃ - もうほんとに面白すぎて何回も泣きました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月9日 23時) (レス) id: 16b9a6e8fc (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - 面白すぎて涙でそう…過去類を見ない名作では？？？何度読み返しても面白いです。更新、頑張ってください！ (2020年3月9日 14時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月12日 23時
