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「なんで寝坊なんかしたんスか?
あ、別に咎めてるわけじゃないっスからね」
「今日小テストがあって、苦手なヤツだったんでせめてペーパーテストでいい点とってやろうと…
勉強してたんです。昨日の夜」
そしたら遅くなってしまって……とどんどん尻すぼみになって言った
「Aくん真面目っスねぇ〜」
「んな事しなくてもいいだろ」
「嫌なんですよ私は!」
「ふーん、じゃあ今日は久しぶりの購買行きっスかねぇ」
「めんどくせぇ」
「めんどくせぇって、結局買いに行かされるのはオレっスよ」
思ったよりも、というより全然怒らない2人に私は安堵した
こういうところ緩くてよかった…
「昼楽するんだったら夜きっちりやれよ?」
「うっ…はい」
「シシシッ、Aくん頑張っス」
▽▲▽▲▽
寝坊から始まった私の今日の一日
しかし寝坊してまで勉強していた甲斐があってか、小テストは手応え十二分
高得点の予感だ(むしろ確信)
「セベク!ご飯のお時間だ!」
「ああ、そうだな。
またお前の寮の寮長のところへ行くのか?」
「いや、今日寝坊しちゃってお弁当ないから行かない!
今日こそ初食堂!」
「そうか」
セベクはいつも食堂でディアソムニアの人達と食べているらしく、食堂まで一緒に行くことにした
「食堂ってどんな感じのシステムなの?食券とか?」
「いや、ビュッフェ形式だ」
「ビュッフェ」
元いた所も最低金額でも1000円超えるようなセレブ学校だったけどここも大概だな!?
流石は魔法士育成学校の名門校!!
「え〜何食べようかな〜」
「草でも食べおけばいいだろうお前なんぞ」
「はいまた出ました突然売り出す喧嘩。
何?今安売りセールしてるの??」
「そういえば今日はリリア様が食堂に来るそうだ!
まぁ、シルバーもいるがな」
「人の話をそんな見事にスルーするってことある??」
一体どんな教育されてきたのよ君
そして着いた食堂
あのシャンデリアの一件に巻き込まれて以来2度目の食堂だ
「じゃあセベクはリリア様たちのところ行きなよ」
「む?お前は来ないのか?」
「だってディアソムニアのあのメンバーってなんか家族みたいなものでしょ?
そんな時間を他人の私が邪魔出来るわけないじゃん」
だから私はここでさらばだ!と手を振ってビュッフェに並ぶ列に並んだのだった
(うわぁ、美味しそうなものがいっぱい!)
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月24日 15時