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「ええ。ですが今はまだ決定はしていません」
「だから、なんだって言うわけ!?
私はどうせ殺されるんでしょう!?」
「貴女を死なせるのは惜しい。
ですから、私にその身を任せてはみませんか?」
…は?
「え?」
「大昔の話です。
若い頃は本当にずーっと遊び倒してましてね、私。
その時に見つけたんですよ。
私の力でなら行ける、異世界を」
メフィストはニヤリと笑い、言った
本来なら時を司るメフィストでさえも異世界とこの世界とも行き来は不可能だが、たまたま上手くリンクできる世界があったことを知った
若かったこともあり昔はよくその世界にも行って遊んでいたと
「その世界でなら貴女は生きれます。
その世界には悪魔もこの世界ほどではありませんがいますし、なにより魔力を持つ人間が多くいる変わった世界です」
「……………………」
「もしもそこへ私の力で逃げるのならば奥村先生や燐くんには事の行方を全てお話しましょう。
そしてこの世界での貴女は死んだことにしてしまいます」
この世界での生を消され異世界とやらで生きて行くか、この世界で死ぬのをただ待つか
その二択を私はこの男に迫られる
私は、ただ自嘲するしか無かった
父さん、何でこんなことになったんだろう
私と燐を守って死んでしまった貴方に恥ないよう生きたかったのに
「どうしますか」
「………雪男と、燐に相談しても?」
「ええ。
でも明日までに答えを出していただきたい。
はっきり言って貴女に残されている時は思うよりありませんよ」
「………分かりました」
翌日、私はメフィストに異世界に行くという答えを返した
燐と雪男はバチカンに関して激怒したが二人が怒ったところで上の答えが変わるわけじゃない
それを知っていたからこそ二人は悲しみつつも私が生き延びる道を選択したのだった
(姉さん…)
(A…)
(ごめんね二人ともこんなことになっちゃって)
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月24日 15時