11「すきやねん」 ページ11
「どうかしたのですか…？ …あ、電気のスイッチはここですよ。」
そう言って、部屋の電気を付けてから女の人は、階段を降りて行った。
「あ、あかるくなった。」
部屋は、明るくなり部屋全体がよく見えるようになった。
「…ひとらんねてた。」
ベッドの上で、ひとらんは目を瞑って寝息を立てていた。
無言で、Aはひとらんの頬をぷにぷにと触る。
触るたびに、ひとらんがうぅんと言って、眉を顰めるので頬を触るのは数回に留めて置いた。
「…きれいなかおしてるなぁ…。なんかみててすきやわ。」
そうAは呟いてから、口元を抑える。
「…もしかして、これが“すき”ってことなんかなぁ。」
そう言って、口元に置いていた手を頬に置く。
「えへへ、Aは、ひとらんのことがすき…。」
そう何回か呟いてから、ひとらんの頬に猫みたいにすりすりする。
「…ぅ。」
頬に擦り寄っていたら、ひとらんが眉を寄せたので慌ててAは、くっ付けていた頬を放す。
「…ぅ…A…！ なんでここにいるの？」
そういって、眠たそうに目を擦りながら首を傾げる。
「…えへへ、あんなAひとらんのことがしんぱいになったからきてん！」
そう言って、胸を叩く。
「あ、そうなんだ。…でもなにかしんぱいにさせることおれした？」
ひとらんは、小首を傾げる。
それを見たAは、かわいいっ！と言いながらひとらんの首に抱き着いた。
ひとらんは、いきなりの事だったため目をぱちくりとさせたが、その後戸惑いながらも抱きしめ返してくれた。
「べつに、ひとらんはきにしやんでええことやで。それからな、Aひとらんのことすきやねん。やからずっといっしょにいよーな！」
眩しい位の笑顔で、Aはひとらんに向かって言う。
「ん、おれも。」
簡単にだけど、返してくれた言葉にAは喜んで抱きしめる力を強くした。
「やった！これからもずっといっしょにいよーな！」
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狐(プロフ) - いえいえ！！いいですよ。頑張ってください！！ (2020年1月21日 19時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！！すみません！コメント書いて頂いていたのに気づいてなくて全く返信出来てなかったです…申し訳ございません…。そういってもらえて嬉しいです！！最近は更新さぼってましたがまた頑張らさせて頂きます！！ (2020年1月21日 19時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2019年11月15日 21時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - sさん» コメントありがとうございます！楽しみに待っていたなんて…そんな嬉しいお言葉ありがとうございます！更新頑張りたいです!! (2018年8月17日 19時) (レス) id: 86d5cb8b54 (このIDを非表示/違反報告)
s - 更新ありがとうございます！ずっと楽しみに待ってました！これからも頑張ってください！！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 99d96b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
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