62話目ですよ、会長さまっ！ ページ22
そういっても、ずっと顔を赤くして俯いたままのロボロ。
rb「…間接キスってキスに入るんかな…？」
ずっとぼそぼそ喋っている。
ut「はぁあん？？ロボロ、お前その反応もしかして今まで一回もちゅーしたことないんかぁ？」
ロボロをバカにするような表情で、鬱くんはからかってる。
rb「……お前みたいに、誰彼構わず付き合ってる訳ちゃうねん…！」
視線を少し上げて、鬱くんの事をじとっとした視線で睨みつけるロボロ。
ut「いや、僕にも好みはあんで」
rb「ほぼほぼ無いやんけ！お前の好みは女子なんやろ！！！」
鬱くんのそんなことありませーんという声が後ろから聞こえてきた。
tn「うへぇ……そや、清水さん。もう7時やけど、どないするん？」
ロボロと鬱くんが掛け合いをしているのを尻目に、食器の後片付けをしていたら、死んでいたはずのトン氏が声をかけてきた。
「えっ…」
キッチンの壁掛け時計を見れば、そこには7時を何分か回った時間が表示されていた。
「うわー？！早くみんな出てかな！」
そこらへんに置いてあったカバンを手にもって、近くのトン氏に押し付けた。
tn「いや、たぶん皆まだいけるはずやで」
トン氏がそういうと、皆おう！と声を返した。
syp「男子高生なんて、門限あってないようなもんですもん。」
横からひょこっと会話に入ってきたショッピくん。
実家に住んでいた中学校の時の門限が5時半の私には信じられなかった。
ht「あ、でも、Aがもう無理だって言うんだったら皆俺ん家に詰め込むから、遠慮なく言ってね」
こういう時にぱっと気配りできるひとらんはすごいと思う。
こういう人がモテるんだよね…。
os「女の子の家に夜遅くまで男の子がいっぱい居ちゃいけません！ほらほら、皆ひとらん家行くめう〜」
いきなり立ち上がったマンちゃんが、みんなの背を押して私の家から追い出した。
ut「いやや〜！まだAちゃん家おる〜！！」
ほかの人達はみんなスッと帰っていたけど、鬱くんだけは未だ帰ろうとしない。
みんなの荷物を持ってあげて、一番後ろのトン氏と視線を合わせて笑いあった。
tn「清水さん、大先生にはよ帰れ、迷惑って言ってやれ」
ひどいんじゃないと言おうとしたら、いつもは見ないようなトン氏のにやにやとした子供みたいな笑み。
…
「鬱くん、迷惑やから、はよ帰って」
そう言うと、隣から笑い声が聞こえた。
tn「じゃあお邪魔しました」
鬱くんを引っ張って部屋から出て行った。
63話目ですよ、会長さまっ！→←61話目ですよ、会長さまっ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 521人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lano.(プロフ) - れらちゃん=17さん» そんな…めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます…！！無理しない程度に更新頑張らさせていただきます！！！！ (2019年5月8日 19時) (
レス) id: b5034b6429 (このIDを非表示/違反報告)
れらちゃん=17 - 好きすぎて毎秒コメントと評価したい。更新頑張って！！無理はしないでくださいねー (2019年5月7日 22時) (レス) id: 9bbf4895aa (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - レライト17世さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても嬉しいです…！更新、頑張らさせて頂きます！！！ (2019年3月26日 18時) (レス) id: b5034b6429 (このIDを非表示/違反報告)
レライト17世 - この作品大好きです！頑張ってください！！！ (2019年3月26日 12時) (レス) id: 9bbf4895aa (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - (青志´∀`)さん» コメントありがとうございます！！神だなんて、そんな……ハマってくださって嬉しいです〜〜！！これからも更新頑張らさせていただきます (2019年3月3日 13時) (レス) id: 017bf346e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
