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「…すみ、ません。遅れました。」

マスクをもごもごと動かしながら、トレーを持ったイソップさんがやってきた。


「ん、ごめん。」

その後ろから少し遅れて、ノートンさんもやってきた。

2人ともあまりトレーの上には、ご飯が載っていないように思えた。



「…あんまりお二人とも食べないんですね。」

イソップさんは線が薄い人だったから正直思った通りだったけど、ノートンさんは結構がっしりとした体つきだったからご飯をいっぱい食べる人だと勝手に思っていた。


「…僕はあんまり食べれないんです。」
「僕も。あんまり食べようと思わないんだ。」


「あー! お前らまたそんなに量すくねぇのかよ! そんなんじゃ試合出れねえっていっつも言ってんだろ!」

隣に座っていたナワーブがいきなり立ち上がって、イソップさんたちを指差した。


「……僕たちは、キミが入れた量なんて食べれないって何度言えばいいの?」

不服そうにじっとりとした視線をナワーブに送るノートンさんには知らん顔をして、自分の皿に載せてあった大き目のお肉を2人のお皿に乗っけた。


「……。」

イソップさんのじとっとした視線が突き刺さっているにも関わらず、ナワーブは依然ニコニコとしている。


「……とりあえずなんでもいいから、早く座って。リッパーさんもAさんも待ってくださっているんだから。」

コホン、とわざとらしい咳をして威圧感のある低い声でみんなに呼びかけると、すぐに水を打ったように静かになった。



「……いただきます。」

イライさんがそう言えば、みんな同じように手を合わせて復唱した。

「…いた、だきます…?」

聞き慣れない言葉だったけど、とりあえずみんなに合わせて同じことを言っておいた。


その掛け声と共に、カチャカチャと食器のなる音が聞こえてきた。

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暁郗 - 18ページの下から2行目の中直り、仲直りになってますー! (2021年5月3日 23時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
戌井そら(プロフ) - 46さん» ご指摘ありがとうございます!気づいてなかったです……。直してきます!! (2020年3月15日 17時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
46(プロフ) - 11の8行目のエマちゃんのセリフで中治りが仲直りになってますよ! (2020年3月14日 14時) (レス) id: 5d23b6633a (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - 桜猫さん» コメントありがとうございます!これからの更新に乞うご期待を…! (2019年11月6日 19時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 二人ってくっつくのかな… (2019年11月6日 16時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煮汁 | 作者ホームページ:https://  
作成日時:2019年2月16日 11時

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