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さっきみたいに当たりが一気に明るくなった。
これからどうしたらいいのかわからず、首をかしげてるとエマが手を引っ張ってくれた。
「こっちなの! ゲートの場所は後々覚えたらいいの、今は付いてくだけでいいの!」
私たちの前を走る丸眼鏡の男性の背中を、エマと追いかけた。
また、一番最初の場所に戻ってきた。
レッドカーペットが続く先にあるゲートのようなものの隣についてある端末を、丸眼鏡の男性はぽちぽち音をたてながら操作していた。
少しその姿を見ていれば、少しずつゲートの扉が開いていった。
丸眼鏡の男性は、待ってましたと言わんばかりにすぐ出て行った。
「それで、botの人たちみたいに逃げたらいいの?」
そう聞くと、エマは少し首をかしげて悩むような動作を見せた。
「んー。すぐに逃げたほうがいい時もあるし、逃げないほうがいいときもあるの!」
顎に手をやって考えるように仕草をしたエマは、斜め上に視線を向けた。
「残り1人になると、カラスが普通よりも早く頭の上に舞って、ハンターから見つけやすくなるの! けど、出ないと最後の1人だけが出れるハッチが開かないの…。」
エマから色々と教えてもらってる時、不意に上からカァー、カァーというカラスの鳴き声が聞こえてきた。
上を見てみれば、何羽かのカラスが頭上に舞っていた。
「これがカラスなの! これが上にいる間は、ハンターに居場所がばれるの!」
声高々に言い放って、上のカラスを指さしたエマ。
「…この場合は、逃げたほうが?」
そういうと、エマは悩むように顎にしたに手を置いた。
「うーん…これは、3人逃げたら勝ちだから、もう逃げてもいいの!! ハンターさんに煽りだと思われたくないの、botにでも煽りなんてしたくないの…。」
逃げてもいいと言われた途端、恐怖と安心感が一気に押し寄せてきた。
早く逃げようと、ゲートの前で待機していたのにすぐに走り出した。
そのせいで最後にぼそっとつぶやいた言葉はよく聞こえなかった。
ゲートの先まで走った、後ろを少し振り返るとエマも走って向かってきていた。
ほっと胸をなでおろした。
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暁郗 - 18ページの下から2行目の中直り、仲直りになってますー! (2021年5月3日 23時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
戌井そら(プロフ) - 46さん» ご指摘ありがとうございます!気づいてなかったです……。直してきます!! (2020年3月15日 17時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
46(プロフ) - 11の8行目のエマちゃんのセリフで中治りが仲直りになってますよ! (2020年3月14日 14時) (レス) id: 5d23b6633a (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - 桜猫さん» コメントありがとうございます!これからの更新に乞うご期待を…! (2019年11月6日 19時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 二人ってくっつくのかな… (2019年11月6日 16時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
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