ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ43)

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あのキーホルダー。覚えてないわけがない。ワイテルズの6人それぞれが持ってるキーホルダーだ。そして緑色のはしゃけの⋯、。

『本当にしゃけに傷つけたの！？どういうこと！』

「どこかの誰かさんが言いつけ守らないからじゃないの〜？笑笑」

『っ、、このっ！最低！』

つい取り乱してしまって、女の子の胸ぐらをつかみに行く。だけど勢いよく手で押され尻もちをついてしまう。

私だけなら良かったのに⋯、まさか言ってたことを本当に実行してるなんて⋯っ。
ダメだ⋯⋯、しゃけに迷惑をかけてしまった⋯。

「あんたが約束を守んないからこんなことになるんでしょ！」

その言葉が聞こえて目を開く。その通りだ、。私がちゃんと言われたことを信じて呼ばれた時にちゃんと行っていれば⋯⋯でも言葉が向けられた相手は私じゃなかった。

ym「っ、、でも私だって⋯っ！」

「代わりに罰を受けたのは私よ！ほんと⋯使えないんだから、、」

ym「関係ないじゃん。Aの髪を切ったのはあなたでしょ」

「なによ、！邪魔しやがって！」

どういうこと⋯、？なんで空音ちゃんとあの女の子たちが言い合ってるの⋯。仲間、、というか協力しているんじゃなかったのかな。

頭を精一杯回転するも到底理解出来なかった。

それから先はあまり覚えていない。ただ、しゃけに迷惑をかけてしまった絶望と、しゃけだけじゃない他のワイテルズのみんなもこんな事になっていないかという心配だけが残った。

きっと嫌われてしまうだろう⋯。私のせいでみんなに迷惑をかけてしまったから、、。

なかむくんの言っていた通りいい人ではあるんだろうけれど、私が迷惑をかけてしまってばかりではやっぱり見合わなくなってしまう。

「そんなことない、大丈夫だよ」

明らかになかむくんの声がした。でも周りを見てもなかむくんは居ない、なんだ⋯と少し肩を落としてしまう。

あれ⋯⋯私、なかむくんに嫌われたと思ってるのに、なかむくんが居なくてガッカリしてる⋯？

よく分からない、。