ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ42)

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【Aってずっとワイテルズと一緒にいるよね】

【勝手にオキニだと思ってんのウケるんだけど】

【社会不適合者だからしょうがないってww】

まただ。こんなの気にしちゃダメ⋯⋯⋯そう言い聞かせて私はスマホを閉じる。悪口が書かれているとは分かっているのに裏掲示板を見るのがやめられない。こんな事を書いてる人なんか放っておいたらいいのに⋯。

それより私は学校に行かなきゃ、。今日はあの子たちから、絶対に来ないところす、といつも以上に強く脅されているから流石に行っといた方がいいよね、、。
最近よく何回かバックレてたし、それに対してなのかな⋯。

sk「A、」

『ん、あ！しゃけじゃん！なんか久しぶりな気がする』

sk「一緒に学校行かね？」

『うん、！行こ⋯』

学校へ向かって歩いていると後ろからしゃけに声をかけられる。久々に話す気がして、少しテンションが上がってしまう。

しゃけの手首に包帯が巻かれてるのが気になったけれど、聞いていいものかどうか分からなくてとりあえず見て見ぬふりをすることにした。

sk「Aさ、最近なかむと仲良いよな」

『んー、てかなかむくんに限らずワイテルズのみんなと仲良くさしてもらってるよ』

sk「変な事されてねぇよな？大丈夫？」

『大丈夫だよ、みんな優しいし』

ふーん、とどこか不満そうにしゃけは呟く。でも、、みんなが優しいのは事実だし触れなくてもいいよね、別に⋯。

昼休み、仕方なく呼ばれている教室まで1人で向かう。
何されるんだろ、、ていうかワイテルズのみんなには危害が加わってなさそうだし、正直行かなくてもいいよね、、。

ym「珍しく来たんだ」

『まあ、、流石に⋯』

指定された教室に着くとまたあの女の子たち3人が居て、空音ちゃんに最初に声をかけられる。
空音ちゃんとは大親友になれると思っていたけれど、やっぱり無理だったみたい。

「これ分かる？」

真ん中にいる女の子が私にスマホを見せながらそう言う。最初はよく分からなかったかけど、よくよく見てると腕に切り傷のような写真。
その瞬間頭にバチッと電気が走ったようにいろいろなことが結びついていく。

『ねぇ！それしゃけじゃ⋯っ！』

「どうだろね〜笑笑」

『このっ、、』

写真に写っている見切れた緑色のしっぽのキーホルダー。あれは絶対にしゃけのだ。