ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ38)

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kn side

sk「死ねよ、俺のAにｯ、」

sm「俺らの、だろ」

br「こういうことしちゃダメなんだよ〜？分かる〜？」

「ねぇ！痛いってばｯ⋯！っん、、！んんー！」

いいなぁ、その歪んだ顔。こいつは大っ嫌いだけど人の苦しんでる顔はいい。それにこれでAを救えるならいいことしかない。

kr「ぶるーく頭良。身体で学習させたらいいじゃん」

ぶるーくがあいつの押し倒してから首に手をかけぐーっと力をかける。ぱっと力が緩められるとあいつの首には赤黒い痕が出来ている。

もしAにこんな痕が残ってしまったら⋯考えるだけでゾッとする。俺らのAにこんな痕が残ってたら、きっと取り乱して殺してしまうだろう。

ふと、ドアの方から人の気配がした気がして、一応目をやるとAに似ている影が見えた気がした。まさかAに見られた⋯？また、、Aが離れていっちゃうのか、？

kn「Aに見られた気がするんだけど」

sk「は？マジかよ、」

「いたっ、」

ぶるーくに代わってあいつの相手をしていたシャークんがぱっと手を離して、ドンと音を立ててあいつが床にぶつかる。
俺らはAのことで頭がいっぱいだった。勿論あいつのことは放っておいて、急いでドアを開けて左右を見る。でも、そこにはAどころか人一人さえもいなかった。

kr「きんときの見間違えじゃないの？」

「いや、絶対居たって」

na「一応俺聞いとこうか？Aと隣だし」

sk「時間やばげだし戻る？」

なかむに隣アピールされてイライラする。でも、それどころじゃなくて、もし本当にAに見られていたらと思うとやっぱり怖くなってしまう。それはきりやんとかスマイルとかメンバー全員同じだった。

走って教室まで戻るとAは自分の席に座っていた。いつもより少し髪が乱れている気がするし、ちょっと怖いな⋯。
俺らは自分の席に座って、なかむとAの会話に耳を傾けた。

『ひ、昼休み⋯？昼休みは図書室で本を読んでただけだよ、』

Aは答える時に言葉が少し詰まる。やっぱりあそこでやるのはまずかったのか、、いや、元はと言うとあいつが約束を守らなかったのが悪いんだ。

とりあえず今はAを信じるしかない。