ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ33)

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na「そろそろ解散する？」

ふと窓から外を見るとかなり暗くなっていた。まだ日も長い時期だろうから、こんなに暗くなるなんて一体どれくらい勉強していたんだ。そんなに長い時間勉強した割には苦痛ではなかった。

今ここにいるのは、なかむくん、ぶるーくくん、きんときくん、きりやんくんと私の5人。スマイルくんとしゃけは用事があるらしく、帰ってしまった。

br「あやかってさ、ここのみんなと家の方向違うよね？」

『うん⋯。でも大丈夫だよ！これぐらいだったら1人で帰れるし』

kn「いや、なんかあったら困るし送るよ⋯って言っても俺も用事あるから無理なんだよね、」

na「えー、もうきりやんでいいんじゃね？そっちの方がいろいろ都合いいでしょ」

申し訳ないよ、という間もなくトントン拍子で決まっていってしまう。まあ正直、暗い中1人で歩くのは怖い。それだったらやっぱりきりやんくんに送って貰った方が安心感はある。

『ごめんね、きりやんくん』

kr「いやいや全然」

なんだかんだ、やっぱりきりやんくんに送ってもらうことになった。男の人が1人でも着いていると心強い。

kr「楽しかった？」

『もちろん！楽しかったよ』

kr「⋯⋯最近さ、A雰囲気変わったよね」

『え、？』

さっきまで今日の勉強会のこととか今日のことを話していたのに、急に話が変わる。
トーンが落ちたような、少し低い声でそう言われた。

kr「何かあったの？」

『⋯⋯⋯何にもないよ』

正直、きりやんくんには話してもいいと思った。でも、これ以上ワイテルズのみんなに負担をかけたくないし、。という思いがどこかで過ぎって考え込んでしまった。

kr「そっか⋯。でも、もし何かあったら教えて」

kr「俺がついてるから」

『ん、、ありがとう、きりやんくん』

それからは会話がぎこちなくなってしまって、気付いた時には2人で黙って、私の家に向かっていた。

『送ってくれてありがとう、、』

kr「全然。Aのためなら、ね」

ゆっくり家のドアを閉める。

やっぱりきりやんくんにも話した方が良かったのかな⋯。