ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ31)

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na「Aどこ座る？やっぱ俺の隣？」

『あ⋯えっと、、ちょっと待って⋯』

きりやんくんに案内されて、勉強部屋に行くと、大きな円形のローテーブルが1つ置かれていた。みんなのリュックは端っこに置かれていたので、なかむくんのに答える前に私もそこに置かせてもらった。

na「で、Aはどこ座る？」

『うーん、、どこでもいいの？』

na「いいよ。Aの好きなところにして」

『それなら、、きんときくんとスマイルくんの間がいい、かも』

そう言うと、きんときくんとスマイルくんはお互いに逆側に詰めてくれて、人1人が入れそうなぐらいのスペースができる。
リュックからワークや筆箱、ノートを取り出して2人の間に座らせてもらう。

kn「Aはどの教科が得意？」

『得意、か⋯。社会とかかな。でも勉強自体が得意じゃないから。誰にどれ聞いたらいいとかある？』

kn「なかむは国語で、ぶるーくは英語、シャークんは数学、俺は⋯まあ文系だから国語か社会かな。で、スマイルは理科とか、きりやんは全部無難にできるはず」

『ありがとう！』

とりあえず⋯⋯、あと少しで終わりそうだから漢字のワークをやって、その後に数学のワークをしよう。提出物から終わらせていかないと、後々大変な目に合いそうだし。

na「なにこれ、きも！」

kr「なかむうるさい！で、どの問題？⋯⋯⋯うわ、これ聞いてることきもすぎだろ」

br「眠すぎる〜寝たいんだけど」

kn「ごめんA。ちょっとうるさいよね」

『全然大丈夫だよ。みんなの声聞いてるとなんか落ち着くし』

まあ確かに、少しうるさい気もするけれど、1人で静かに勉強するよりは全然楽しい。それに言った通り、みんなの声を聞いてると何故か安心できる。

sm「蹴るなよ、なかむ」

na「ちょっと当たっただけじゃん！ごめんって！」

kr「ねえ！俺のことも蹴ってくるやん」

やっぱりみんなの会話は面白い。