ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ4)

今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:55,108 hit

54. ページ4

sm「______A」

化学の授業終わり。移動教室の席は席替えと関係なく、隣の席のスマイルくんに少し違和感を覚える呼び方で声をかけられる。空音ちゃんにちょっと待っといて、とだけ言い残して再びスマイルくんの方を向くとワイテルズのみんなが集まっていた。ちょっと怖いけれどしかたなく呼びかけられた方へ元へ向かう。

そういや、、スマイルくんにはずっとさん付けされてたな。

『えっと、どうかした、？』

na「Aちゃんはこのクラスで誰を"アソビ相手"にしてほしいのかな〜って」

kn「いきなりこんなこと言ったらビックリするよね。ごめん」

br「Aちゃんが生活しやすいようにしないといけないからさ」

『そんな、、私にはわからないですよ⋯』

いきなり呼ばれたと思ったら、突如としてなかむくんから爆弾を投げられる。そりゃ、苦手な人ぐらいいっぱいいるけど、だからと言って"アソビ相手"にして欲しいって訳でもないし、。それに誰かを"アソビ相手"に指名しても自分のせいで⋯って思っちゃってしんどいだろうし。

kr「適当に1人指すだけでいいから！」

『本当に誰でもいいんですよね？』

na「もちろん！Aちゃんのためなら」

『それなら⋯⋯⋯私にしてください』

誰でもいい、ということなので私にしてもらう。最近、ワイテルズとはかなり仲良くなったと思ってるから、酷いことはされないだろう。それに絶対誰か他の人を指名したら、それを見てる私も耐えられないだろうから。

na「は、！え！？」

kr「どゆこと、え？」

『これから私が"アソビ相手"ってことで、では』

これ以上話しても時間の無駄な気がして、私が"アソビ相手"ということにして空音ちゃんの所へ戻る。
結構待たせちゃったな⋯申し訳ない。それに空音ちゃんにワイテルズのことの話もしてないや。

『ごめん空音ちゃん〜！おまたせ〜』

ym「全然大丈夫だよ！次の授業もあるし早く行こ！」

空音ちゃんと一緒に教室へ戻ろうと、廊下を歩く。後ろからワイテルズのみんなが追いかけて来てるけれど、気にしない。今は空音ちゃんといる方が大切だ。

ym「ありがとうAちゃん！思ったより覚えられそう！」

『それは良かった！』

sk「A」

今度はしゃけに声をかけられる。しゃけにとっては私が"アソビ相手"になることに心配してくれてるのかな、。それなら申し訳ないや。私が責任から逃げちゃっただけなのに。