ワイテる彼ら。Ⅱ【WT】 (ページ24)

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br「おはよ〜A！！やっぱりシャークんと来たんだ、」

『えっと、、おはよう？ぶるーくくん』

教室の後ろのドアから入ると、その近くにいたぶるーくくんが大きな声で声をかけてくれた。しゃけは先に席に行ってしまったので、私はぶるーくくんと一緒に自分の席まで歩く。

na「は？なにぶるーくとばっか喋ってんの？」

『なかむくん、？』

na「しゃけとかきんときなら分かるけどさ、俺だっておはようって言ったじゃん」

隣のなかむくんから鋭い言葉が飛んでくる。それと同時になかむくんから勢いよく手を引かれて、ぶるーくくんの所から一気になかむくんの顔が近くなる。

どうやら私が気付いていない間に挨拶をしてくれてたらしい。完全に聞き逃していた⋯申し訳ない。

『ごめん、なかむくん⋯。めっちゃぼーっとしてた⋯』

na「別にいいけどさ、」

『ほんとにごめんね⋯』

kn「はい、ストーップ」

ちょっと空気が重くなってきてどうしようか焦ってているときんときくんが止めに入ってくれる。前みたいになかむくんに手を握られて少し怖かったから良かったぁ⋯。

na「今のきんときには勝てねぇじゃん⋯。あー！もう、俺も悪かったって！」

kn「はいはい、なかむはまだでしょ」

na「まじ最悪なんだけど」

kn「気持ちは分かるけどAを困らせちゃだめじゃん」

na「ごめん、A」

頭を掻きながらそう言ってくれるなかむくん。私が聞き逃して、無視みたいになったのが悪いのに。やっぱり申し訳ない。

kn「ごめんね？なかむが⋯⋯あ、そうだ。ちょっとこっち来てくれる？」

『う、うん⋯。わかった』

きんときくんに言われて私たちの席とは反対側、1番右の後ろの席の近くに移動する。

kn「今日、大丈夫だった？」

『あ、うん！大丈夫だったよ！』

kn「シャークんもちゃんと聞いてくれてた？」

『う、うん！』

kn「それならいいや。ごめんねA。戻ろっか」

きんときくんはそれだけを聞いてまた席に戻ろうと言われる。これだけなら移動しなくても良かったんじゃないかな⋯。別にいいんだけど。