童心の夢４ ページ25
｢こんな所まで私に会いに来てくれたんだもん！
ミスターが何かを頼むって事はきっとAちゃんに素質があるって事だろうし、こっちにいればずぅっと一緒だよ！｣
｢おね、えさん…………？｣
狂気をはらんだその瞳にAは狼狽える。
違う。私の知っているおねえさんはこんな目をした事が無かった。
Aの記憶に残る、いつも周りを気にしていて優しすぎた大好きな彼女はそこにはいなかった。
｢おねえさんになにしたの……！｣
Aは絞り出したかのような声を出し、Mr.Ｖを睨む。
｢勘違いしないでくれよ、私は何もしてない。
変わったとするなら、それは彼女自身の意志でだ。
これは彼女が持ち合わせていた心の闇さ。｣
｢ど、して？｣
信じられない事実にAは立ち尽くすしかできなかった。
いつの間にかAを囲んでいた人達の目が怪しく光る。
｢おねえさんに、何を。何を。
許さない……！｣
･
何があったかと言うと、A自身の感情に飲まれたか。怒りに我を忘れてAは暴れだした。
リクルーター達総出で彼女を止める事になった、そして結果としてAは耐えきれず気絶し騒動は収まったのだった。
｢結局、彼女は自身の怒りや絶望の念に囚われ、ここの瘴気にも触れ過ぎた。
ここまでくると、彼女も もはや人間では無いな。時期に完全なヴィランズになるだろう。ああなれば元の世界にも戻れん。｣
｢私としてはAちゃんがこちらに来てくれるのは嬉しいんですけどあの様子…大丈夫なんでしょうか。
……ミスター、もしかしてこうなるのを見越して私のために？｣
｢全く、お前ほどの恐ろしい人間は初めてだよ、スキャター。
まぁ、期待した分、あの娘がこの様な形であれ、ヴィランズになってくれるのは嬉しい誤算だったよ。｣
ホテルハイタワーの上層階。
目を覚ました少女は声を押し殺しながら泣いていた。
そして長い間 ここに閉じ篭り、完全なヴィランズになるのはまた別のお話。
似た者同士【type Jack-1】《ジャックハート》→←童心の夢３
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れいれいだぅ〜 - フェロー様イケメンなの凄いわかります！フェロー様の出てくる話ももっと見たいです！更新頑張ってください！！ (2020年3月15日 3時) (
レス) id: ed2d22e147 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 白狼ラトさん» 初めまして！リクエストありがとうございます！返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません！それでもはＶ様との甘いストーリーの制作をさせて頂きます！ (2018年3月9日 19時) (レス) id: a1682b21b7 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 初めまして！早速ですがリクエストでMrVで甘いお話をお願い致します!夢主はマスターヴィランズです！ (2018年2月19日 21時) (レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - みゆきさん» コメント、リクエストありがとうございます！私も手下ロスで小説を書いているので同じ方がいると嬉しいです笑 エイトフットの甘い小説ですね、時間が掛かってしまうかも知れませんが頑張りますね！ (2017年12月29日 14時) (レス) id: a1682b21b7 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - リクエストでエイトフットとグランちゃんの甘めストーリーをお願いします!ハロウィンが終わっても手下が頭からはなれません!なので手下の小説を読むとハロウィンをおもいだせて嬉しいです！これからも更新頑張ってください！ (2017年12月29日 10時) (レス) id: 27fb89c1db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2017年11月16日 20時
