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確信 ページ31

適当に選んだ扉の中は、真の暗闇。

光の一筋もない、真っ暗な通路だ。

彼女は、ポケットから懐中電灯を取り出した。

途端に明るくなる通路。中に変わった所は無かった。

暫くそのまま通路を見つめ、電灯のスイッチを切る。

『どうせ、試験にならないとかで止められるんだろう?』

スピーカーのあった場所に向かって声を上げる。

ぐっ、と軽く屈伸して、彼女はそこから消えた。

正しくは通路に走って行っただけなのだが、彼女のスピードは尋常ではなかった。

しかし、これでも彼女は加減している。通路のトラップを警戒しての事だ。

ただ、そのトラップとやらは彼女のスピードについて行けず、彼女が走り去った更に後に作動していた。



数分走っただろうか、ふと光が見えた。

靴に「周」をして急ブレーキをかける。

光の元に歩いて行くと、そこにはある程度開けた場所があった。

部屋は正方形で、かなりの広さがある。例えば、誰かと戦えるくらいの。

四隅には火の灯った燭台があり、炎は紅々と燃えている。

またしても現れるスピーカーに、面倒臭そうに目を向けた。

[ここで、君には50人の囚人と戦ってもらう。彼等は、皆性犯罪の罪で投獄されている者だ]

リッポーは威嚇の意味で罪状を言ったのだが、彼女には逆効果だった。

『…クズを殺ればいいんだよね?』

[中には念能力者も混ざっている。気を付けて取り掛かりたまえ]

ガコンと音を立てて、向こう側の壁の一部がせり上がって行く。

そこには、如何にもといった気色悪い笑みの囚人達。

「なんだぁ?女じゃねーか」

「しかも結構な美人だぜ!」

ザワザワと騒がしくなる囚人を全員ぶち殺したくなる衝動を抑えつつ、その場に立ち尽くす。

「俺達はよぉ、聞いたと思うがそういうコトをしてたんだよ…で、ここじゃ自分でも満足にできやしねぇ」

「あんたがヤらせてくれたら、試験官に掛け合って通してやってもいいぜ?」

ゲラゲラと下卑た笑いを浮かべて彼女を見る。

普通の女なら、ここで萎縮してなす術もなくヤられていた事だろう。

しかし彼女は生憎普通とは到底いえない人間だ。むしろ人間なのかすら怪しい。

『OK、あんた達の誰かがあたしの膝を地につかせる事ができたら、一回と言わず何回でもヤらせてやるよ』

あたしは処女だがね、と余計な一言を付け加える。

その言葉に一気に興奮が増して行く囚人。

『ああ…カメラは壊しておかないとねぇ』

呟いて、手頃なレンガの破片を手に取る。






切ります!

力→←一時のお別れ



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KOHAKU - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
KOHAKU - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁(一部除く) - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁(一部除く) - 一日必ず一話更新します(キリッ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2Dの皆は俺の嫁(一部除く) | 作成日時:2014年4月15日 23時

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