32.面倒くさい ページ32
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「久しぶりじゃのう。つってもたかが1ヶ月ほどじゃがの。」
「いつから？」気づいていたのかとは聞くまでもない。
「最初から」「あ、ですよね。」
「でも、その発想は良いぞ。変装するときは人が思いつかないようなものをしなさい。」
「はい！」
さて、行くかとネテロ会長が言うと、それまでポカンとしていたメンチさんが急に表情を戻して
「こっちよ！急いで！」と急かし始めた。
試験者たちはそれでもまだ私のことをまじまじと見ていたが、気にしないことにした。
そりゃそうだろうな。じいさんが娘になったんだから。
飛行船でややこしいことになりそうだな・・・・。
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「次の目的地へは明日の朝8時到着予定です｡
こちらから連絡するまで各自、自由に時間をお使いください」
蜘蛛の子が散るように試験者たちがそれぞれ好きなことをし始める。
キルアとゴンはもう既に飛行船内の探検に出かけている。
ネテロ会長は試験者と一緒に何やら話し込んでいた。
さっきから周りの視線が痛い。
まさかあんなヨボヨボのじいさんがな・・・という声もちらほら聞こえてくる。
まあ注目されることは予想できてたけど、やっぱり人の視線は苦手だなぁ・・・。
体中に向く視線を感じながら、大ホールを横切って外に出た。
廊下の床には赤いベルベッドの絨毯が敷き詰められ、
外側の壁はガラスになっていて外の夜景が見渡せるようになっていた。
ひんやりした手すりに手を置き、外の夜景を眺める。
マグナさんどうしてるだろうか・・・。まああの人のことだから元気にやっているんだろうけど。
どっと今までの疲れが出たのか、ハァ、とため息が出た。
そのせいでガラスが息で曇ったので、思わず指で水滴を拭くと、ガラスに何やら不審な影が写っていて、
心臓が２、３センチ浮かんだ。
後ろを振り返るのがどうしても怖くて出来なかったので、ガラスに映った影の方を見つめた。
よく見ると、幽霊の顔に何やら変な模様が入っている。
これは・・・・星と雫？
あ、幽霊よりもタチ悪かったわ。
「久しぶりだね。A。」
ヒソカさんがニイっとその薄い唇を歪めながら、こちらに近づいてくる。
ハイヒール履いてる。女子力高ぇ。
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リュイ - 飛行する女子高生が部分好きですw面白かった！ (2021年10月19日 17時) (
レス) @page24 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - あのー弱火でじっくり飽きるまでじゃなかったでしょうか (2020年10月17日 9時) (レス) id: bc36a2a3f7 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - 題名に爆笑しました (2017年6月5日 23時) (レス) id: 0c9f17ee4b (このIDを非表示/違反報告)
みんくる(プロフ) - えーでりひさん» ありがとうございます！！！実際作者はとうらぶ未プレイなんですけどね・・・審神者をしんしんしゃって読んでましたし（；￣ェ￣）更新頑張ります( ^ω^ ) (2015年8月13日 11時) (レス) id: 8267781c3e (このIDを非表示/違反報告)
えーでりひ - とてもおもしろく読ませていただきました!!江雪ネタが出てきてビックリしましたwこれからも頑張ってください!! (2015年7月25日 18時) (レス) id: ce3d448fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんくる | 作者ホームページ：http://nanos.jp/connector/
作成日時：2014年4月2日 19時
