第玖話 ページ10
司「おー、めっちゃいるじゃん!俺らのチームより少ないけど」
貴「煽らないで、それと、さっき言った通り私が亜瑠賦亜の人間だって事は」
司「大丈夫、言わないよ」
鳥居を潜ると石階段に座っていたマイキーが立ち上がる。私達の方へ歩いて来ると丁度隊員達がいる列の真ん中ぐらいでお互い立ち止まった。
マ「元気そうだな」
貴「それなりに、それで話って?」
以前と同じように話すと空気が重くなる。
総長から除隊を命じられ、出て行った人間の態度ではないのは自分でも分かっているが、習慣というものは中々消えてはくれない。
マ「その人?三ツ谷達に伝えた同行者って」
司「どーも、以前、Aが世話になってみたいで」
私の右肩に手を置いて自分の方へと引き寄せられた。
自己紹介という名の牽制、いや、護衛だろう。司左は周りに色んな職を専門にしてる知り合いが多い、尚且つ、人間観察を趣味としてるせいなのか・・・。
司「あー、後ろの君、その手に持ってる物騒なやつ、捨ててくんね?」
しっかり確認しなくても気配で分かってしまう。
背後からカラカラっと音が聞こえると鉄パイプだなっと思わず眉に力が入った。
マ「A、単刀直入に聞く。
お前、亜瑠賦亜に関わってんのか?それとも、お前も亜瑠賦亜の人間なのか?」
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桃浦(プロフ) - このお話すごく大好きです!!!泣くほど好きです()これからも応援しています〜! (2022年10月21日 11時) (レス) @page40 id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 更新待ってました!毎回続きが気になる終わり方をなさるので更新が待ち遠しいです!!!応援してます! (2021年11月16日 7時) (レス) @page38 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
すりるまうんてんごりらです☆ - 好き!更新楽しみにしてます! (2021年11月1日 21時) (レス) @page36 id: d0d136fad8 (このIDを非表示/違反報告)
あいら(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年9月5日 7時) (レス) id: c04b0d2322 (このIDを非表示/違反報告)
獅子丸(プロフ) - このお話最高です!更新頑張ってください! (2021年8月23日 20時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒雀 | 作成日時:2021年8月9日 3時