【ブルーロック】幼馴染【糸師凛】

日常 ページ1

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肌寒い季節の日曜日。
グラウンドでサッカーの練習をしている幼馴染を、じっと見つめる。
日曜日まで練習なんてストイックすぎんでしょ、なんて思ったものの、グラウンドに二人っきり、という事実が嬉しくて、着いてきてしまっている私も私なんだけど。













「おい、1on1」


「え、やだよサッカー最近してない」













はあ、と何故か凛のほうが溜息を零す。
いやあたしの方が可哀想だからね？？
身体能力の差考えてよ、なんて口にすればあ"？とこれまた不機嫌な凛。













「手加減と帰りのアイス」


「強欲かよ」













なんて言いながらもポジショニングを始めているのは良いと言う事だろう。
アイスに心躍らせながらも、あたしもストレッチを軽くしてポジショニングする。













「準備OK、そっちは？」


「出来てるに決まってんだろ、いつでもこいよ」













時間がないから最初に一点獲った方の勝ち、という簡単なルール。
さて、どう動くのが正解か。

"真っ向に点を獲ろうとしても、体格差で駄目。"

…と、これが凛の想像するあたしの思考だと思う。
だから敢えて強行突破。
ドリブルは得意だし…大丈夫、なはず。













「…行くよ、凛」













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