【ヒロアカ】依存系幼馴染み【短編】 (ページ9)

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依存９ページ9

いずくんの家に着いた。

「じゃあ、僕はこれで！また明日ね！」

家に入ろうとするいずくんを引き止める。

「待って！」

不思議そうな顔をしながら、こちらに振り向くいずくん。

「ごめん。もう一個だけ質問してもいいかな…？」

無言は肯定。
二人は何も言わなかった。

「私達って＿＿＿＿＿＿」

聞いてはいけないことだと、私はわかってた。
だけど…ずっと考えていたこと。

「おかしいのかな?」

自傷気味に笑いながらいう。

グッと二人は息を呑んだ。

「ごめ…変なこと聞い…て…？」

目の前が暗くなった。
と同時に、あの二人の、いつも隣にいてくれてる二人の匂いがした。

抱きしめられているのだと、脳が理解するのに時間がかかった。

二人の腕は、震えていた。

「おかしくなんかねぇ」

「これが、この関係が」

「「僕/俺らなんだ」」

一言。
それだけで、私は安心できた。

私は二人の足枷なんかじゃない。
一緒にいてもいいって、思えた。

「うん！そうだね！」

満面の笑みで、私は答えた。

「だから、私達は」

「「「ずっと、一緒だ」」」

・

・

──────誰かが、私達は異常だと言った。

それでもいい。
だって、

それが私達の

絆となる