前世 ページ1
『キャーーー!!今週のプリキュアも最高すぎたあ!!』
看護師さん「相変わらず好きなのね」
『えへへ!プリキュアだけが私の生きがいなので!!』
看護師さん「・・・そう(ニコッ)」
私は小さい頃から心臓が弱い。生まれてから外に出たことはあまりなく、両親は事故で亡くなったため顔すら覚えていない。でも、そんな自分のことを不幸だなんて一度も思ったことはない。だって私には、『推し』ができたから。
ウィング「ひろがる!ウィングアターーーーック!!スカイ!プリズム!今です!!」
スカイ・プリズム「はい!!/うん!!」
バタフライ「やるじゃん!ウィング!」
ウィング「それほどでも!!僕はプリンセスの騎士ですから!!」
『うわぁ!!何度見返してもいい!!みんな可愛すぎーー!!』
看護師さん「Aちゃんの推しは、このオレンジの子だっけ?」
『最推しはそうです!でも結局はみんな推しなんですよぉ〜!!』
看護師さん「そっかw」
『明日の手術が成功したら、外に出られるんですよね!!?』
看護師さん「・・・そうね」
そう。明日は今までのよりも大事な大事な手術。これがもし成功したら、外に出られる機会が増えるという。
外に出られたらすること、それはもちろん推し活!!いっぱいグッズ買って、ショーも見に行って、イベントも行きたい!!
『・・・成功率が10%でも、私は絶対、奇跡を信じる!!そうだよね、ウィング!』
私は病室の小さなテレビに写っているウィングに笑いかけた。
『・・・・・・あれ、ここは・・・?』
?「あっ!目が覚めましたか??良かった・・・」
『貴方は・・・?私、今まで何してたんだっけ・・・・・・・・・あっ、そうだ手術!!今日は手術の日で、それで・・・』
気がついたら私は、白いもやがかかっている、変なところにいた。横たわっている私を覗いているのはとっても美人な女の人だった。女の人は私を見て、少し安心したような表情をしたがすぐに険しい顔になってしまい、しばらくの沈黙のあと、重い口を開いた。
?「・・・大変言いにくいことを申し上げますが・・・」
『?』
?「貴方はすでに、亡くなっています・・・」
『・・・え・・・?』
女の人は申し訳無さそうにそう言った。・・・・・・正直、私の脳内は混乱していた。だって・・・
『そんな・・・!!だって、手術は成功でしたよね・・・?!』
?「・・・」
続く
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シォ - さいっこうです! ありがとうございます (10月18日 11時) (レス) @page8 id: caf0c28ce3 (このIDを非表示/違反報告)
せんべい - 夢小説できないかなって思ってたのであってよかったです!!さっそく取り合いされてて最高です!続き楽しみにしてます! (9月18日 23時) (レス) @page8 id: 260906d624 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうみんさん» コメントありがとうございます!頑張ります!!😊 (9月7日 21時) (レス) id: 9a84bc5162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - よっかたね、彼女ちゃん新しい友達と仲間と家族できて、でもさっそく取り合いされているね、続きが楽しみです。😁😻 (9月4日 18時) (レス) @page8 id: 0a46edb41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょびちゅき | 作成日時:2023年8月25日 2時