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4話 ページ5
誰かが殴った、モーガンが黙っていないと騒ぐ町中。
親父にも殴られたことがないのにと喚く七光りバカ。
止まることのないルフィの怒り。
冷静に冷酷にそいつを睨む私。
「おれは海軍大佐モーガンの御曹司だぞ！！
親父に言いつけてやる！！」
「お前がかかってこいよ」
「あなたみたいな人を七光りって言うのよ、知らないの？」
「おれを殴った事を後悔しながら死んでいけ！
お前らは死刑だ！！
親父に殺されちまえ！！」
「あんな奴、これ以上殴る価値もねェ」
「いっちゃった」
ルフィが言ったのは最もなことだ。
殴る価値もないようなクズだなほんと。
「すごいのね、お兄ちゃん達。
私、胸がすっとしちゃった！」
「そうか？じゃあもっと殴っときゃよかったな！」
私達が話していると、リカちゃんのお母さんと思われる人が店から出てきた。
「リ…リカ！！こっちへ来なさい！！
あの人達と口を聞いちゃだめ！
仲間だと思われたら、リカも殺されちゃうのよ！！」
リカちゃんのお母さんがあんなことを言うのは、リカちゃんを危険な目に合わせないため。
リカちゃんもそれを知っているのか、磔場には行ってないと嘘をついていた。
リカちゃん…ほんといい子だな。
親や周りの人からの、噂や誤った情報に流されないで、しっかりと自分のやるべき事を見つけてやってるんだ。
なら、私だって！！
「私、ゾロっとこ行ってくる！」
こんな海軍、許さない！！！
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作者名：ゆるだら | 作成日時：2020年3月22日 0時
