無気力系女子の日常譚【かくりよの宿飯】 (ページ28)

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つづきページ28

ASIDE

？？「A様！起きてください。酉の刻ですよ！」

ん？

この声は・・・・・・お涼？

・

そうや！

クリスマスパーティーや！

(・_・D フムフム

50くらいかァ。お客さんは。

けっこー来たもんやな。

大旦那「皆様。ようこそお越しくださいました。

　今日は現世のクリスマスパーティーを催してみました。

　プロデュースは宿長のA、料理は新妻の葵です。

　ぜひお楽しみください。」

おお！！

大旦那が・・・！！

ちゃんとしとる・・・！！

大旦那「僕はいつもちゃんとしているよ？

　でもAも成長したね。

　こんなにお客様を喜ばせることができるようになったんだから。」

「そやなー。

　来たばっかの頃はいつも引きこもっとったもん。」

大旦那「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

　いつも涙目でか弱く”ようこそお越しくださいました。”

　って言っているのが本当に可愛かった。」

「やめて・・・黒歴史。」

銀次「何話し込んでるんですか？お酒飲みましょ(*´ω｀)」

銀次、だいぶ酔っとるな。

お涼「A様～犬神のいい男紹介してくだあい～」

お涼はもう滑舌も回ってないやん。

葵「Aさんー料理無くなるわよー。いいのかしら？」

何！？

「食べる！！酒も飲む！！」

銀次「それでAです！！」

お涼「一緒に飲みましょ！！」

じゃいこっか！

ツンツン

ん？

誰？

おじいさん「お嬢さんがあのプロデュースしたAかの？」

「はい。そーですよ。」

おばあさん「私達これで最後の旅行になるの。

　お医者様にもう寿命だって言われてね。」

おじいさん「だから、こんなにいいイベントを開いてもらって感謝しきれない。

　本当にありがとう。」

おばあさん「ありがとう。」

「いえいえ。この企画に協力してくれた妖たちが居るからこそ成功したんですよ。」

本当にそうだ。

いい仲間がいるから成功した。

「それに、この企画にいらっしゃった方々がいるからというのも理由の一つですよ(*^^*)」

皆の力があってこその成功やもんな。

お涼「A様～はやく～！！」

銀次「お酒全部のんじゃいますよ！！」

葵「料理無くなるわよ！」

・

・

本当にいい仲間を持ってよかった！！